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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十九話 地獄元帥の陰謀
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はにこやかに頷き合ってそのままピアノの方に向かって行く。アスカはそんな三人を見て何故か複雑な顔を見せていた。
「何かバカシンジも結構馴染んできたわね」
「おめえが一番馴染んでんじゃねえか」
「そうだよな。いつもギャーギャーと」
甲児と勝平がそれに突っ込みを入れる。
「最初っから何かずっといたって感じでよ」
「やっぱりそうか。そうだと思ったぜ」
「ええい、五月蝿い」
アスカは二人にそう言い返す。
「あたしはねえ、これでもおしとやかにしたいのよ」
「へっ!?」
皆それを聞いて思わず声を出した。
「今何つった!?」
「寝言か!?」
誰もそれを信じようとはしない。
「あたしはレディーよ」
「おめえ何冗談言ってるんだよ」
甲児がそれに突っ込みを入れる。
「一瞬何つってるかわからなかったぞ」
「あんたにわかってもらおうとは思ってないわよ」
やはり甲児にはきつい。
「デリカシーのかけらもない馬鹿にはね」
「何だってんだよ、一体」
「全く。あたしだってね」
そして言う。
「これでも社交ダンスとかやってるんだから。それなりにそうしたことは」
「そうだったのかよ」
トッドがそれを聞いて驚きの声を漏らす。
「じゃああれだな」
「そうだな」
ニーも言う。
「シーラ様のところでよ」
「レディーとして」
「うっ」
だがこういわれると言葉を詰まらせてしまった。
「い、いや。そこまではね」
「何だよ、嫌なのかよ」
「折角だと思ったが」
「それでもあたしもたまには楽器でも」
「それではマドモアゼル」
ジョルジュとマリアルイーゼが出て来た。
「私共と」
「華やかなダンスでも」
「いいわね」
人材には事欠かない部隊である。こうした面々もいるのだ。
「それじゃあお願いね」
「ええ」
「今宵は楽しく」
「何というかな」
真吾がそれを見て言う。
「アスカも寂しいのかもな」
「確かに」
キリーがそれに頷く。
「あれで結構寂しがり屋だしな」
「女っていうのは繊細なのよ」
レミーの言葉もいいタイミングで入る。
「いつも側に誰かいてくれないとね」
「それではマドモアゼル=レミー」
ブンドルまで出て来た。
「今宵は二人で心ゆくまで」
「けれどブンちゃんは先客がいるんじゃないの?」
「先客!?」
「おう、ブンドル」
「そこにいたか」
カットナルとケルナグールがやって来た。
「今日は三人で飲むぞ」
「よいな」
「・・・・・・むう」
二人の顔を見て言葉を詰まらせてしまった。
「そういえばそうだった」
「それじゃあそういうことで」
「仕方がない」
「シーユーアゲイン」
最後に言葉が決まった。ドクーガ三人は彼等は彼等で飲みに向かうのであった。
何だかんだで束の間の骨休みであっ
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