第百二十八話 ミケーネ帝国の攻勢
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ケーネ軍が一斉に反応する。見れば海にロンド=ベルの戦艦達がいた。
「ドクター=ヘル!いいところで会ったな!」
既にマシンのうち空を飛べるものが出撃していた。その中には甲児もいた。
「ここで会ったが百年目だ!覚悟しやがれ!」
「ほう、兜甲児か。久しいな」
地獄大元帥は彼を前にして余裕の笑みを浮かべていた。
「元気そうで何よりだ」
「手前を倒すまで死ぬかよ!」
甲児はそれに言い返す。
「さあ神妙にしやがれ!ここでぶっ潰してやるぜ!」
「待て兜甲児!」
だがここであしゅら男爵が名乗りをあげてきた。
「貴様の相手はこの私だ!」
「あしゅら男爵!」
「貴様を倒す為に地獄から蘇ってきたのだ!覚悟しろ!」
「わしもだ!」
ブロッケン伯爵もいた。
「今度こそ貴様を倒してやるぞ!」
「何だ、またやられに来たってのかよ!」
甲児はそえに言い返す。
「ならいいぜ!ギッタンギッタンにしてやらあ!」
「甲児君、それはいいけれど焦っちゃ駄目よ」
「おろっ」
さやかに言われて少し動きを止めた。
「連中いつもせこい罠使うから」
「そういやそうだな」
甲児はそのさやかの言葉に頷く。
「毎度毎度だからな」
「そうそう」
「けれどいつもだからね」
マリアがここで言う。
「もうわかっちゃってるわよ」
「だからこそだ。皆」
大介が皆に対して言う。
「ここは慎重に行こう。いいな」
「了解」
「わかったわ、大介さん」
ジュンとひかるがそれに頷く。
「じゃあ甲児君、大介さん」
鉄也が二人に声をかける。
「マジンガーチームでまずは様子見で」
「うん、そうだな。それで行こう」
「さあ、どんな罠でも潰してやるぜ!」
「ええい、五月蝿いわ!」
だがあしゅら男爵はここでムキになって怒ってきた。
「そうそういつもワンパターンなことなぞするか!」
「そうじゃ!わし等を何だと思っておるか!」
ブロッケン伯爵までそれに抗議する。
「ボス、何かあいつ等言ってるよ」
「罠のこと言われたからかな」
「そうに決まってるだわさ」
ボスにまで言われている。
「いつものパターンだわさ。気にしない方がいいわよん」
「そうだね」
「気にしない気にしない」
「ええい、だから罠なぞ仕掛けてはおらん!」
「今日は正攻法じゃ!」
「HAHAHA!イッツナイスジョーーーク!」
ジャックですら信じていない。
「ユー達のギャグのセンスには感服デーーーーース!」
「だよなあ」
武蔵もそれに頷く。
「どう考えてもあいつ等だから」
「甲児、わかってるとは思うが」
「ああ」
甲児は竜馬の言葉に頷く。
「安心しな。あんな見え見えの嘘には引っ掛からねえぜ」
「そうだな」
「いい加減聞き飽きてきたよな」
隼人と弁慶も同じ考えであった
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