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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-2 introduce oneself
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(ううっ…………これはきつい……)
世界で初めてIS《インフィニット・ストラトス》を動かした男『織斑一夏』は好奇の視線にさらされて少しばかりグロッキーになっていた。
どうしてこうなったのか、それは一夏にも良く分かっていない。試験会場で迷ってたどり着いた部屋にISがあって、それに触れたら動いてしまって、そこをスタッフに見られた。
ずっとなくならない視線に辟易としながら今、教室へと入ってきた緑髪の教師の言葉を待つ。
「皆さん、入学おめでとうございます。私は一年一組副担任、山田真耶です。よろしくお願いします。」
だが、生徒は誰一人として返事を返さない。そんな生徒たちに戸惑いながら何とかして進めていく真耶、ここでは自己紹介をさせようとした。
耽々と進んでいくわけではないが、それでも全員が自己紹介できるように進めていく。
だが、それがぷっつりと途絶えてしまった。真耶は次の人――――織斑一夏を呼ぶ。しかし、普通に呼んでも返事をしてくれない。ここで思い切って大きい声で呼ぶ。
「おっ、織斑君!!」
「あっ、はいっ!?」
真耶は一夏に自己紹介をしてという旨の話をするが、何ともまあ頼りなさそうな先生である。これがクラス総員が心に思ったことだ。
いや、一名を除いて。
織斑一夏はそれどころではない。何を言うか全く考えていなかったのだ。とりあえず自分の名前だけは言っておいたが、クラスの女子は満足していない。もっと何か言ってと目で言われていた。
ここで何か言わなければっと躍起になって言葉を探すが見つからない。そんな時いうことはたった一つ――――
「以上ですっ!!」
ガラガラッと椅子から崩れるようにして落ちる音が聞こえる。期待していたが、予想を超えたことだったみたいだ。そしてその直後に一夏の頭に衝撃が走る。
「いっ……!!」
痛いというのを堪え、自分の頭を叩いた人物のほうを向く。そこにいたのは、一夏の姉、織斑千冬であった。
「貴様はろくに挨拶もできないのか」
一夏の頭を叩いたと思われる出席簿を片手に一夏に厳しい言葉を放つ。何か反論しようとしたが、あっけなく返され唸るしかなかった。
そんなときである。後ろの教室のドアが開いたのは。
ドアを開けた人物は何も言わず、一番後ろの窓際の席に座る。そのまま窓から外を眺め始めた。
「おい。遅れた理由も話さないのか。」
千冬が入ってきた人物に詰め寄る。ついでに自己紹介も済ませるように促す。
千冬に促され、面倒くさそうに頭を掻きながら立ち上がり自己紹介を始めた。
「あー……夜神鳥麗矢。年は18で男。お前らよりも
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