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第二十六話 妖精の国
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顰めた。そして修也は未だに還ってこないSAO未帰還者とレクトプログレスのALOの事で一つの関連性を導き出していた。

(繋がってきたぜ。どうやら真相を知る鍵はこのALOにありそうだな。だがこのゲームにインするって事は須郷に自分の事を一気に知らしめることになるが・・・でけぇリスクを犯してでも守らなきゃならねぇ事に四の五の言っちまったら終いだな。今回はテメェの思惑に乗ってやるぜ!須郷!!)

その後、ALOのソフトを譲ってもらい、ナーヴギアで稼動可能の事を聞くと修也と和人はエギルに必ず明日奈を連れて還る事を約束し、自分の家に急いだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

修也は自宅に戻ると早速ナーヴギアを取り出した。

「またこいつに頼る事になっちまうとは・・・皮肉なモンだな」

修也はPCにALOのソフトを入れ込み、ナーヴギアを被った。

「今度こそ・・・助ける!!ナーヴギア!!リンクスタート!!」

修也の宣言と共にゲームは稼動され、修也の意識は落ちていった。
そして眼を開くとSAOでも通ったキャラクター設定の空間に出ていた。

【ALOにようこそ。まずは性別とキャラクターの名前を入力してください】

「男性で名前は・・・」

この時、修也は迷っていた。修也も和人同様にSAOでかなり有名になったため同じ名前にする必要はあるのかと。しかし今更変えても堂々としていれば良いと取ったのか・・・

「シュウで良いか。また頼むぜ?」

修也・・・シュウは名前を入力すると次に種族の選択に入った。所属は全部で九つあり、中でもシュウに眼に止まったのは暗闇の中でも行動できる【インプ】と言う種族だった。

「これにするか。闇討ちは俺の得意分野でもあるしな」

設定が終わり、種族の町に転移されようとした瞬間・・・

ガガガ!!!

「な、何だ!?バグか!?」

周りの風景が歪み、地面が崩れるとシュウはそこから暗闇に落ちて行った。そして・・・

ゴスッ!!!

「グハッ!!まさか設定した途端にバグられて、地面に顔を打ち込むなんて思わなかったぜ。さてとここは・・・」

シュウが周りを確認しているとシュウ同様に突然空間が裂けるとそこから黒を中心とした影妖精【スプリガン】がシュウの上から落ちてきた。同然シュウはスプリガンの下敷きになってしまった。

「痛ってー!!何だよ、あれは!!」

「おい、早く退いてくれないか?重いぞ」

「ん?ああ!悪い!」

直にスプリガンに退いて貰い、体勢を立て直すとスプリガンと向き合った。

「さっきは悪かったな?」

「気にすんなよ。お前もバグにやられた・・・ん?」

シュウはそのスプリガンの顔を見始めると思い当たったのか尋ねる。

「お前・・・キリ
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