暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
フェアリーテイルの魔導士
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「何か・・・言ってるというより・・・」

「筒抜けって感じだけど・・・。」

ドラゴノイドの近くにいる俺やルーシィさん、ミラさん、抱えられているウェンディ、
ハッピーにシャルル、ミントがいるけど、ナツさんが何かを言っているんですけど・・・。

「ど、どうしよう・・・今頃になって、ニルバァーナの影響が・・・!」

「んな訳ないでしょ!!」

ハッピーの言葉にツッコミを入れるシャルル。

「うおおおおおおっ!!!なんかムカツク、もやもやする!!!」

「だからまた町行って、ぶっ壊せって!!!」

「いやダメだって!!!」

「あの・・・」

「・・・・・・。」

「これもういよいよ・・・。」

「危ない感じ・・・。」

異常としか考えられません・・・。

「聞こえるかナツ!」

「「「グレイ!?」」」

「手も足も出ねぇのか!情けねぇ!!この口さけだけの釣り目野郎が!!
 デケェ図体に溶け込んでいつまで独り言言ってやがる!!!」

「んだとコラァァァァッ!!!」

「どうしたんだよ、酷いよグレイ!あっ!」

「んっ?」

ハッピーが何かに気づた様だけど・・・俺にはわからない・・・。

「テメェが交わした約束を忘れやがって、それでも妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士か!!
 そんなドラゴンもどき、とっととぶち壊せ!!!!」

「・・・(汗)」

「あっ!」

「ん??」

ルーシィさんも何かに気が付いた様だが・・・やっぱりわからない・・・。

「オイラ、ナツを見損なったよ!」

「何ぃ〜!!」

突如、ハッピーがそんな事を言う。

「だってそうじゃないか!今までどんなピンチでも必ずぶち破って来たじゃないか!
 俺ごと壊せなんて聞きたくなよ!!!」

「そうよ!みんなが妖精の尻尾(フェアリーテイル)みんながあんたを必要としている!
 だから必死に頑張っているのに、仲間の想いに答えないナツなんてナツじゃないよ!」

ルーシィさんもそう言う。

「なっ・・・!ルーシィ、テメェ・・・!!」

「ひっでぇなー。」

「踏みつぶすぞ!!」

「みなの言うとおりだ!」

今度はエルザさんか・・・。

「手もなく、囚われたままお前は簡単に諦めた!」

「俺がいつ諦めた!!」

「いや諦めろ!」

「っじゃねーつうの!!!!!」

何かまた独り言を・・・。

「俺ごと壊せって言ったな。それが諦めだと言っている。
 そしてそれは、弱音以外の何物でもない!ならば希通り、その巨体ごと葬り去ってくれる!!!
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