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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第五話        『なのは、魔法少女になる』
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◇◆



とりあえず一同は人気のない公園に身を潜めながら、

「…ふぅ、ここまで来ればもう大丈夫ね?」
「お姉様はすごいですね。魔力の流れを感じましたけどそれ以上に身体能力がずば抜けていました」
「それは日々鍛えている事も関わってくるけど、私達の使う魔術には身体強化というものがあって、大まかに言うとまず言葉の通り身体のあらゆる強化、他にある一部をその瞬間だけ強化…眼力がいい例ね。
私は先ほどの攻撃どおり剣術も使えば遠距離からの弓矢での射撃も使う。
相手の動きを的確に捉えるのには重宝させてもらっているわ。
…っと、そうだわ。
そんな事は今はいいのよ。フィア、早速だけど色々と教えてくれないかしら?
一体ジュエルシード…その他にもロストロギア、そしてデバイス、この世界の魔法ってものを…。
…ところで、なのはとユーノはどうしたのかしら?」

シホが見ると、なのはは目を回していて、さらにユーノはなのはの腕の中だった為に盛大に振り回されてぐったりしていた。
シホは思った。
いわゆる…やりすぎた? である。

「…とりあえず詳しい事情は家に帰ってからにしましょう? なのはも正気に戻さなきゃいけないし…」
「…そうですね、お姉様」

シホ達は溜息をつきながら帰り際になんとかなのはを正常に戻すまでこじつけてから帰宅した。
当然、恭也と美由希が待ち構えていて、なのはは気が引けたのか一歩後ずさるが、シホが目配せしてそれに二人も応えてくれたので事なきを得た。
そして二匹のフェレットを見た美由希が思わず抱きしめていた。
続いて家の中では美由希以上に桃子はユーノの方を抱きしめて悶絶していた(フィアットは逃れてシホの肩に乗っていた)。
だが、その際フィアットは心の中で、

(…フェレットの姿を利用して優しくしてもらっている兄さんの顔がなぜか緩んでいるわ。…兄さん不潔よ!)

と、思っていた。

ともかくこれからどうするかはもう夜更けの為に明日相談することになった。



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