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モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第四話 俺は新人ハンターだが、もうダメかも知れない
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油断した。こっちに気付いていたのはジャギィだけではなかったのだ。
いや、普通に考えればそうか。
元々モンスターたちは気配や音、臭いに敏感なのだ。視覚を奪ったところで問題無いのだろう。
恐らくジャギィの血の匂いに反応してこちらに攻撃してきたのだろう。
訓練の賜物か武器は手放していなかった。
だが、直ぐに体勢を立て直そうとしたが俺の上に圧し掛かってきた。
そのまま前足を上げて振りかぶるのが見えたので慌てて右の剣を捨てポーチに手を突っ込みこやし玉を取り出した。
が、間に合わず、二回ほど引っかかれた。左手で頭を庇ったがほとんど役には立たなかった。
しかし、もう一度前足を上げたのでこやし玉をぶつけてやった。
これにより何とか拘束から逃れることが出来た。
直ぐに武器を回収してアオアシラと向き合う。
アオアシラは顔に着いた臭いを取ろうして顔を拭いている。
現状チェック。
胸の防具は大きく凹んでいる。後一撃に耐えられるかどうかといったところか?
腕の防具もだ。左はもうほとんど使い物にならないだろう。ついでに痛みがあり過ぎて武器を持つことが精いっぱいだ。
アオアシラは、臭いが気にならなくなったのかこちらを睨んできた。
予想よりも立ち直りが早いな。
本来なら回復薬を飲む時間があったのにな。
アオアシラが体を伏せて力を溜めてからこちらに突っ込んできた。
だが、慌てずに左に飛んで回避する。
この動きはこの一週間での情報収集で予測できた動きだ。
アオアシラは、俺が避けたことが不満だったのか立ち上がってこちらに向かって体を捻って振り下ろそうとしたのでそのまま奴の後ろに回り込み回復薬を飲む隙が出来た。
回復薬を飲んだおかげで左手に痛みが引き再び剣を握る力が回復した。
後は大ぶりの攻撃を躱しながら隙をついて攻撃するだけだ。
アオアシラが再び立ち上がって両腕を横に開いた後に、前方へ進みながらクロスするようにひっかいてくるのをバックスッテプで回避し、ついでに目に一太刀を浴びせ片目を潰してやる。
そこからはただの作業だ。
片目を潰され興奮状態になったが、攻撃の隙が増えたので後ろ脚からお尻にかけては肉質が軟らかいのでそこを重点的に攻めてやる。
興奮状態が落ち着いても死角が出来ているので戦いやすい。
常に死角から攻撃し続けた結果、失血が増え動きが目に見えて悪くなり前足にも力が入らないようなのでそのまま前足を覆う甲殻も破壊する。
後は逃げようとするが転び続けているのを尻目に砥石で武器を研ぎ、止めを刺した。
つ、疲れたー。
毎回これだと体より先に精神が参りそうだ。
今回は動きが単調だったから助かった
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