暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
第一話 訓練所での風景
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視線を感じたので振り返ると、淑女にあるまじき姿の女が二人。
 二人とも返り血を浴びているのにもかかわらずいい笑顔だ。
 むしろ何故か色気があるというか。欲情している感じだ。
 彼女たちの後ろには頭が潰され足の腱がズタズタにされたポポの死体が一つ。
 この光景を見たら百年の恋も覚めそうだ。
 
 で、そこのミンチマシーン達は何してんだ?

 「「えっ、スレイン何か言った?」」

 笑顔で近づいてくる二人に腰が引けた。
 あれは逆らってはいけないタイプの顔だ。
 下手したら俺もあのポポと同じ道を歩むかもしれない。

 いや何も。とりあえず俺は今から肉を焼くから二人は砥石で切れ味を戻しておけよ

 「あっサンキュー。うわー刃がボロボロだ。通りで切れ味が悪いと思った」

 「私もハンマーだから元々切れ味が関係ないと言っても叩いた時のインパクトが悪いなーと思っていたんだよねー」

 あーあー聞こえない。
 あんな武器でここまでやるなんてどこのアークデーモンだよ。
 ロンダルキアに帰れ。

 「ん?スレイン。何か失礼なこと考えなかった?」

 「顔色が悪いよ。添い寝してあげようか?」

 別になんでもないよ
 あと添い寝もいらないと、言うか集中できないからこっちに来ないでくれ!

 「「酷い言い草ね。こんなに可愛い女の子が話しかけているのに」」

 「ははは、どこに可愛い女の子がいるんだ?ここにいるのはただの鬼婆だろ」

 「「バウアー殺す!」」

 後ろからすごい音と悲鳴が聞こえた気がするが俺のログには何も残っていない。
 俺の分も焼けたが、少し焼き過ぎたみたいだ。
 個人的にはレアの方が好きなんだが…まぁ失敗ではないからいいだろう。

 この日の訓練はまさに血煙ぶらり首の旅と言うべき惨状だった。
 ポポとバウアーにとって。

 さらに時間がたって半年

 夜間訓練が始まった。
 夜になったら何を目標にして方角を決めるとか、仲間の武器のリーチ。
 周囲の警戒の仕方を学んだ。
 
 他には特に問題がなかったが、段々寒くなってきた。
 ルイセ達が寝床に入ってくることが多くなってきた。
 ベイガー教官の目が怖い。
 訓練量が三人に比べて明らかに多い。
 なのでルイセ達が寝床に入ってきても気付かない。

 うん問題無いな。

 後狩りでの連携が少しは取れるようになってきたと思う。
 
 今は夜の渓谷でジャギィを五匹とジャギノスを二匹を狩ることだ。

 それぞれの武器はバウアーが笛でルイセがガンランス、ミーシャがヘビィボーガン、俺が双剣だ。

 バウアー笛なのに何も吹かないで一人で突っ込むな。
 ルイセ寝ているジャギノスに竜撃砲は勿体無いからやめろ。
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