第27話
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ースの水着の悪魔が女の子走りでやってきていた。
麻生は振り返っていないのでその様子を見た訳ではないが、まるで現場の人が道路をドリルで穴を開けるかのような音が響き、青髪ピアスの悲鳴?のような声がした後声が途絶える。
振り返ると青髪ピアスが気絶したまま首まで砂浜に埋められていた。
「うにゃーっ!カミやーん、麻生、やっと見つけたぜーい!!」
突然、奇怪な猫ボイスが飛んで来た。
二人は一緒に振り返ると妙に腕が長いのが特徴で短い金髪をツンツンに尖らせ、地肌に直接アロハシャツ+ハーフパンツ、薄い青のサングラスをかけ首には金の鎖のオマケつきと外見だけを見れば不良に見える。
だが、この男、土御門元春は不良ではなく単にこんな不良の様な恰好をしているかと言うと少しでも女子にモテたいというだけで義理の妹、土御門舞夏に甘々だったりするダメ兄貴だ。
「って、ちょっと待てよ。
何でお前が此処にいるんだよ!
どうやって学園都市の「外」に出たんだ、ひょっとして舞夏も一緒なのか!」
「何気にウチの妹を勝手に呼び捨てにしないで欲しいんだが、そんな事を言及している暇もナシ。
カミやん、麻生、一個確認するけどお前達はオレが「土御門元春」に見えるぜよ?」
「はぁ?
ナニ言ってんだお前?」
意図の読めない土御門の問いに上条は素直な答えを言う。
麻生は麻生で土御門の問いに答えを返さなかったが土御門からすれば既に答えているのと同じだった。
「となると、いやー、まさかにゃー、でも二人が偶発的に起こしたのかそれとも・・・・」
ぶつぶつと一人で何かを考え始めた後。
「まっいいか、とにかく二人とも此処から逃げよう。
此処は危ない、何が危ないかというともうすぐ怒りに我を失ったねーちんが来襲していくる辺りが激ヤバぜよ!!」
「は?ねーちんが来襲?まさかまだ何かあんのかよ。」
「いいから隣人の言う事は聞くんだぜい。」
「俺の部屋の位置からすればお前は隣人じゃないけどな。」
「ええい、そんな事は今はどうでもいいにゃー!!
お前達二人は朝起きたら変な事が起きていたって事に気づいているかにゃー!!」
「嫌ほど気づいている。
原因は知らないが「中身」と「外見」が入れ替わっているようだな。」
「その「入れ替わり」の魔術を引き起こしたのはお前達の二人のどちらか、それか両方が犯人だとねーちんはおもっているんだぜよ!!」
「「は?」」
麻生と上条が最初で最後かもしれないくらいに同じことを思い口に出した。
その時だった。
「見つけました、上条当麻!!」
何か思いっきり憎しみの込められた女の声が横合いから飛んできた。
うわちゃー、と天を仰ぎ見る土御門、その声のする方に麻生と上条は振り返
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