暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。
プロローグ
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はどうした?
 いつの間にかいなくなったけど。
 周りを見渡して見たら虫取りのところから走って来るのが見えた。

 「おにーちゃん、これ見て見て!」

 そんなに走ると危ないぞ。
 
 走って来る妹の所まで行くと妹の持っていたもの見て後悔した。
 馬鹿でかいカナブンを10匹位が犇き合っている袋を見たからだ。
 正直ドン引きだ。
 これが子供の無邪気さか。
 
 い、いっぱい採れたな。

 「うん、でねでね、これなーに?」

 大きさから考えるに恐らく王族カナブンだろうな。
 と、言うかどうしたんだこれ?

 「えーとね、向こうの草むらで網振ってたら入っていた」

 これはパパの収納ボックスに入れておこうな。

 「パパ、喜んでくれるかな」

 たぶんな。後そっちの袋はなんだ?
 もう一つ袋を持っていたので聞いてみると。

 「こっちは蝶々さん。たくさん採れたよ」

 アリサはそういうと俺に見せてくれた。

 中にはマボロシチョウが入っていた。
 それも1匹や2匹ではなく20匹ぐらい。
 アリサよお前の運の良さを俺にも分けてくれ。

 「……坊ちゃんもお嬢様のこと言えないにゃ。なんでこんなに古代魚が採れるんだにゃ。意味が分からないにゃ」

 トラが小声で何か言ったが上手く聞き取れなかった。
 今日はもう遅いから帰ろうか。
 
 「うん」

 「了解にゃ」

 アリサとトラの手を繋ぎながら家に帰った。
 その日親父は歓喜の悲鳴を上げていたが、お袋に凹られていた。

 

 さらに5年後親父がモンスターと相打ちで死んだと連絡がきた。
 最後に挑んだのはキリンだったそうだがそのキリンの強さがG級だったようだ。
 しかも二頭同時だったらしい。
 本来ならG3のハンターが受けるような仕事だったが、場所がこの村の近くの塔であったこと。
 また緊急性が高かったことから親父たちに召集がかかったらしい。
 親父は四人パーティーを組んでいて、親父達のランクはG1クラスだった。
 何とか仕留めたが、パーティの1人が重傷で親父を含めた3人が死亡。
 重傷のハンターも現場復帰は無理みたいだ。

 倒した報酬素材とハンター用の保険があったらしく保険金がギルドから届いた。
 素材は親父の収納ボックスに入れておいた。
 不思議と悲しいのに涙が出なかった。

 親父が死んだことにより家の収入が減り、農場も使えなくなった。
 農場を使える条件として家族にハンターがいることが条件だ。
 さらにはハンターランクによって使用できる広さが変わってくる。
 また、収納ボックスから武具がギルドによって回収された。
 これは武具の扱いに慣れていない人間が使わないようにするため
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