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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十九話 オペレーション=スピットブレイク
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流します。宜しいでしょうか」
その話はすぐにロンド=ベルにも伝わった。ブライトがそれを聞いて考える顔をしていた。
「エメラルドの死神がか」
「岡長官が機転を利かせてくれたようですね」
「そうか。それは何よりだ」
「で、どうしますか」
トーレスが問う。
「この申し出受けますか?」
「願ってもないことだ」
ブライトはすぐにそう述べた。
「リンクス少佐もオルセン中尉も名うてのエースだ。是非来て欲しい」
「わかりました。それでは」
「ああ、すぐに了承の通信を入れてくれ」
「了解」
こうしてキース達三人が参加した。戦いは度重なるザフトの援軍を受けながらも一進一退の状況となっていた。
「戦いは今小康状態ですね」
「そうだな」
サザーランドは司令室で部下からの報告を聞いていた。
「さて、これからが問題ですが」
「今のところは耐えているがな」
「予備戦力がありませんし」
「そこもロンド=ベルに期待だな」
「はい」
「こら!」
そこでいきなりモニターが開いた。
「何を愚図愚図とやっておるか!」
「ちょ、長官」
モニターに出て来たのは三輪であった。いきなりサザーランド達を怒鳴りつけてきた。
「コーディネイター達なぞ皆殺しにしてしまえ!何をしておるか!」
「今はまだ戦闘中です」
サザーランドが彼に対して言う。
「それに捕虜ならばそれなりの」
「捕虜なぞいらんわ!」
これが軍人、しかも指揮官の言葉であるから恐ろしい。
「どいつもこいつも皆殺しにすればよかろう!奴等は普通の人間ではないのだぞ!」
「ですが我々の中にもコーディネイターが」
「そんなものは知るか!このままではラチがあかん!」
三輪はここでとんでもない行動に出た。
「貴様が何もせんのならわしがしてやる!」
「長官、一体何を!」
「これだ!」
「ま、まさか!」
「長官、それは!」
サザーランドも周りの部下達も一斉に驚きの声をあげた。三輪は目の前にある大きなボタンに拳を振り下ろしてきた。そしてそれを思いきり叩いた。
「サイクロプスだ!これでわかったな!」
「なっ・・・・・・」
「何ということを」
「わかったらとっととそこを去れ!これは命令だ!」
「一時間で撤退なぞできません!」
「そうです、今は戦闘中ですよ!」
「五月蝿い!コーディネイター共と共に丸焼けにならなければ逃げろ!それだけだ!」
そこまで言うと一方的にモニターを切った。後には真っ青な顔になってしまったサザーランドと幕僚達が残された。
「あの、司令」
「どうしましょうか」
「どうするもこうするもない」
サザーランドは何とか平静を保ちながらそれに応えた。
「この基地を放棄する。いいな」
「ですが間に合いません」
「一時間なぞとても」
「いや、方法はまだあ
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