第百十九話 オペレーション=スピットブレイク
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んだ!」
「なら見せてみろ!」
シンはサーベルで切りつけてきた。キラはそれを自身のビームサーベルで受け止める。
「御前の言っていることが正しいって証拠を!」
「それは!」
「御前が正しいっていうのなら!」
シンはその目の表情を消した。
「俺を倒してみろ!」
「クッ!」
自由の天使と運命の天使がぶつかり合う。その戦いは熾烈さを増していった。
戦いにはイザークとシホも参加している。彼等はアークエンジェルに向かおうとしていた。
「シホ!後ろを頼む!」
「はい!」
シホはイザークに応える。
「足つきをやる!ルナマリア達と一緒にな!」
「あそこにはシンさんとレイさんもいますよね」
「フン、どうせ他の奴等に手間取っているんだろう」
イザークの読みは当たっていた。
「だがそれなら俺達がやるだけだ。行くぞ!」
「了解」
先に進もうとする。だがその前にエメラルドグリーンのメビウスがやって来た。
「!?メビウスだと」
「イザーク隊長、速いです!」
「な、何だこのメビウスは!」
恐ろしい速さで向かって来るメビウスを見て声をあげる。
「これがメビウスの動きなのか!」
「隊長、まさかこれは」
「知っているのか!?」
「キーェンス=バゥアーです!エメラルドの死神です!」
「あの死神か!」
連邦軍のエースの一人である。イザークもその名は知っていた。
「あいつまでロンド=ベルにいたのか!?」
「いえ、どうやらアラスカにいたのか援軍の様です」
「クッ、こんなところでか!」
そのエメラルドのメビウスは果敢にイザークとシホに攻撃を仕掛けている。コクピットの中にいる若い男が通信を入れてきた。
「デュエルはこっちで足止めします」
「よし、上出来だ」
中年の男の声が返って来た。
「それでいい。俺もそっちへ向かう」
「了解、じゃあ頼みますね」
「ああ。おい、ボーマン」
「はい」
後ろのバスターダガーのパイロットが応えた。
「行くぞ、いいな」
「了解。しかし流石は岡長官ですね」
「何がだ?」
「俺達をアラスカに派遣してくれたんですから。何よりですよ」
「正直できるとは思っていませんでした」
キースとボーマンがそれぞれ述べる。
「あの三輪長官から。しかも最新鋭機でね」
「まあ俺はいつものメビウスですけれどね」
「それだけここが正念場だってことだ」
アルフレッドは言った。
「アラスカがやられたら北太平洋がやばいからな」
「そうですね」
「多分プラントはそこで講和に持ち込みたいんだろうがこっちも事情があるんだ」
「プラントに協力を要請出来る形での講和ですか」
「そういうことだ。ロンド=ベルに連絡しろ」
「了解。こちらボーマン=オルセン中尉です」
ボーマンが連絡を取る。
「我々は今からそちらに合
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