暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十八話 思いだけでも、力だけでも
[11/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

キョウスケもヒューゴに言った。
「俺も下がる。だからヒューゴ、御前も」
「クッ」
「まあ再戦の機会もまたあるわよ」
エクセレンが悔しさを滲ませる彼を宥めてきた。
「だからね。ここは引き下がって」
「わかった。イングラム少佐か」
「ああ」
「ここは任せた。頼むぞ」
「わかった。ではアインストよ」
再びアルフィミィを見据える。
「このアストラナガンが教えている。貴様達はこのまま放っていてはいけないと」
「どうするんですか?それで」
「倒す。俺の相手は貴様達でもあるのならば」
その漆黒の翼が大きく開いた。そして力が集まっていく。
「行けっ、ガン=ファミリア!」
まずはそれで攻撃を仕掛ける。それで動きを止める。
続いて。接近し剣を抜いた。Z・O・ソードであった。
「これならば」
「凄いですね」
アルフィミィはそのアストラナガンの動きを見て言う。
「流石です。お話はマーグ司令から御聞きしています」
「そのマーグを操っているのもまた因果だ」
イングラムそう言いながら剣を振りかざす。
「そして貴様もまた。俺はその因果律を解き放つ!何があろうともだ」
「じゃあ私はその因果の中にいるのですね」
「!?」
「人を滅ぼすという因果に」
「何処まで知っている!?」
動きを止めた。間合いを離して問う。
「貴方と同じ位には」
「むう」
イングラムはその言葉により攻撃を止めた。そしてそれはアルフィミィも同じであった。
「それだけです。けれど今はまだお話しません」
「何故だ!?」
「私が動く時になってから。またお会いしましょう」
「待て、何処へ行く」
「ここでの戦いはもう意味がないです。ですから」
去ろうというのだ。そして実際に黒い空間を宙に作ってそこに入っていった。
「御機嫌よう」
「去ったのか。そしてまた」
イングラムは呟く。彼としてもこれ以上ここにいる理由はなかった。
「グローバル准将」
「うむ」
マクロスのモニターに姿を現わし声をかける。
「邪魔をした。ではこれで」
「また何処かへ行くのか」
「そうだ。ではまた」
「そうか。健闘を祈る」
「礼を言う」
彼は何かを追うように姿を消した。それはまるで黒い風のようであった。
「彼もまた何かを探しているか」
万丈はそんなアストラナガンとイングラムを見送って言った。
「それが何かはわからないが。彼もまた世界の為に戦っている。それは間違いないな」
「それはわかりますね」
洸が万丈のその言葉に対して言った。
「アストラナガンも。何かを追っています」
「どうやらこの宇宙にはまだ僕達の知らない脅威がいる」
「それと戦っていると」
「どうやらね。さて、艦に戻ろうか」
洸に声をかけた。
「早くアラスカに行かないと大変なことになる
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ