暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十六話 運命の歯車
[5/20]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、そろそろね」
えらい目に遭ったマリューはこの時アークエンジェルの艦橋にいた。
「バルマーが出て来るのは」
「はい」
それにナタルが応える。
「ただ、もうすぐオーブの勢力圏ですね」
「ええ、あの中立勢力ね」
「実際には中立とも言えませんが」
「それは内緒ね。証拠がないという建前だから」
「はい」
「それにしてもバルマーもしつこいわね」
マリューはあらためて困った顔をする。
「今まで結構戦力を消耗している筈だけれど」
「相手は銀河規模の勢力ですので」
ナタルはそれに応えて言う。
「一個艦隊程度では何にもならないのでしょう」
「バルマー戦役のあれね」
「その通りです」
「あれで一個艦隊・・・・・・」
「それが集まって方面軍でそれが幾つもあるそうです」
「凄いわね、それだけの勢力が銀河に存在しているなんて」
「ただ戦域を拡げ過ぎているようですが」
「バディム大尉やトーラー少尉の言葉だとね」
「はい。自壊する可能性も見受けられます」
ナタルは冷静にそう分析していた。
「ましてやゼントラーディや宇宙怪獣とも交戦中ですし」
「そうね」
「こちらに来ている銀河辺境方面軍もかなりの損害を出しているようですし」
「私達との戦いで」
「そうです、ですが彼等はまだ来るでしょう」
「戦い未だ終わらずといったところね」
「残念ながら」
「とにかく今は戦うしかないわね」
「はい」
ナタルは頷いた。
「そろそろ敵が出て来る頃です。準備に入りましょう」
「わかったわ。総員警戒態勢」
マリューは指示を出す。
「パイロットはそれぞれのマシンに乗り込んで。すぐにでも来るわよ」
「了解、じゃあ俺も」
「待って、ケーニヒ二等兵」
マリューは立ち上がろうとするトールを止めた。
「君はここにいて」
「ここにですか」
「スカイグラスパーがなくなったから。いいわね」
「わかりました。じゃあ」
「こっちも人手が足りないから何とかしたいのだけれど」
そう言って困った顔をする。
「今はね。お願い」
「了解」
「しかしバルマーの数は」
ナタルはふと漏らす。
「流石と言うべきか。ロンド=ベルでなければどうなっていたか」
程なくしてバルマーの軍勢が姿を現わした。今度の指揮官はシャピロであった。
「久し振りだな、ロンド=ベルと合間見えるのも」
彼は自身の艦の艦橋において自身に満ちた笑みを浮かべていた。
「ここはひとつ派手にやらせてもらうとしよう」
「シャピロ殿」
そこでモニターにロゼが姿を現わしてきた。
「ロゼ殿か。傷はもういいのか」
「私の方は大丈夫だ。それより」
「わかっている。ロンド=ベルだな」
「そうだ。宜しく頼むぞ」
「わかっている。それは司令のお言葉でもあるな」
「その通りだ。マーグ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ