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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十六話 運命の歯車
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に潜入した。メンバーは彼とイザーク、ディアッカ、ニコルの四人であった。
「この顔触れでいいんだな」
「ああ」
四人はそれぞれ同じ作業服を着ている。イザークは傷を消し、ディアッカは顔を白く塗っている。ニコルは黒い鬘を被りアスランはサングラスをかけている。四人は自分達がプラントの議員の子弟であることをわかっている為こうした変装を施したのである。
「フィリス達には携帯のメールで連絡を取る」
「わかりました」
ニコルがそれに応える。
「それじゃそういうことで」
「ああ」
「しかしまあ」
ここでディアッカが言った。
「このメイク中々上手いな」
「エルフィさんも手伝ってくれましたしね」
「フィリスって案外器用だってのがわかったぜ」
「はい」
ニコルはディアッカに答える。
「イザークの傷も消えたしな」
「フン、潜入捜査だからな」
「皆カードは持ったな」
「ああ」
三人はそれに応える。
「これで入られる場所は限られているが。それでもやらないとな」
「そういうことだな。じゃあはじめるか」
「俺とニコルは軍の施設に向かう」
アスランはまたメンバーを分けてきた。
「イザークとディアッカはモルゲンレーテの方だ。宜しく頼むぞ」
「オッケー」
「わかりました」
ディアッカとニコルがそれに応える。
「そしてだアスラン」
「どうした、イザーク」
「案外ストライクのパイロットの顔が拝めるかもな」
「・・・・・・ああ」
その言葉には複雑な顔をした。この時オーブでは紫の髪をした青年がキサカと会っていた。
「ユウナ様、お会いしたかったですぞ」
「あ、ああ。帰ってきていたんだ」
その紫の髪の青年ユウナ=ロマ=セイランは彼の顔を見て今にも逃げようとしていた。
「カガリ様のお供は。大変でした」
「うん、それはお疲れさんだったね」
「それでですな」
「何かな」
ユウナは何かを必死に誤魔化そうとしていた。
「私一人では重荷でした。やはりここは」
「いやあ、僕も何かとね。忙しくてね」
「そんなこと仰らずに!」
キサカは必死の形相でユウナを呼び止める。
「一人よりも二人ですぞ、ユウナ様!」
「ほら、君は軍人だし僕は文官で。まあ役割分担とか!」
「貴方は軍籍もおありです!」
「あれっ、そうだっけ」
やはり何かから必死に逃げようとしている。
「是非私と御一緒に!カガリ様の御守りを!」
「・・・・・・やっぱり逃げられないか」
「お覚悟を」
二人がそんな話をしているのを背景にキラはアムロと一緒にモルゲンレーテの技術主任ユリカ=シモンズと会っていた。茶色の髪を上で束ねた大人の女である。
「モルゲンレーテ社の技術主任ユリカ=シモンズです」
シモンズはまず自分の役職と氏名を名乗った。
「それで技術協力って」

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