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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十六話 運命の歯車
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入ろうとしております」
「わかりました。では」
「いえ、お待ち下さい」
だがここでキサカが彼女を呼び止めた。
「何か?」
「ロンド=ベルに関しては大丈夫です」
「大丈夫って」
マリューはそれを聞いて首を傾げさせた。
「それは一体」
「すぐにわかります。少しこれを」
「え、ええ」
キサカは通信を拝借した。それから自分から通信を入れる。
「こちらはオーブ第二七特殊部隊所属レドエル=キサカ一佐」
「えっ!?」
「オーブの!?」
この言葉には皆驚きを隠せない。
「これからロンド=ベルをそちらに誘導する。いいか」
「了解、話はもう聞いています」
オーブの方からも返事が来た。
「ではこちらに誘導して下さい」
「わかった。それでは」
「オーブに」
「何か」
彼等は狐につままれた様な顔をしている。それをよそにキサカの誘導は行われオーブに入るのであった。
この情報は近くにいるアスラン達も掴んだ。彼等は今母艦の潜水艦の中にいた。
「くっ、オーブの奴等」
イザークが怒りに満ちた顔で言葉を発する。
「何を企んでいる」
「あの連中は中立勢力だった筈だが」
ミゲルが呟くようにして言った。今ザラの面々は潜水艦の作戦室に集まっているのだ。
「どういうことなのだ?」
「おそらく中立といってもその裏では色々とあるのでしょう」
フィリスがそれに応えて言う。
「小勢力が生き残る為には。大勢力に時として組するものです」
「詭弁だな」
イザークはそれを頭から否定する。
「これはプラントに対する敵対行為だぞ、奴等」
「まあ待てよイザーク」
ディアッカが彼を制止する。
「そう言って下手に攻撃を仕掛けてもやばいだろう」
「そうですね、それだけでオーブとプラントが完全に対立します」
今度はエルフィが言った。
「そうなれば私達だけの問題では済みません」
「どうします?アスラン」
地図を見ていたニコルがアスランに問う。
「ここは大人しく引き下がりますか?それとも」
「一応カーペンタリアには圧力をかけてもらうが」
アスランはそれに応えて言う。
「それでも駄目な時は」
「どうしますか?」
ジャックが問う。アスランはそれに答える。
「潜入捜査をする」
「潜入!?」
「そうだ、それでどうだ」
「甘い!」
イザークがそれに反論する。
「強行突破だ!それしかない!」
「御前はそうなのか、イザーク」
「当然だ!あそこにはロンド=ベルがいるんだぞ!それは間違いないんだ!」
「確かにいるのは間違いない」
「ならどうしてだ!」
「相手がオーブだからだ」
「オーブだからだと!?」
「そうだ、仮にも中立勢力だ。表立って派手な行動は出来ない」
「クッ」
「プラントまで巻き込む外交問題にもなるんだぞ」
「・・・
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