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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十六話 運命の歯車
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「各砲座、狙いを定めておけ!」
テキパキと指示を出す。
「バリアント、ローエングリンもだ!敵が来るぞ!」
「は、はい」
ミリアリアがそれに頷く。
「ケーニヒ二等兵!操縦を怠るな!」
「わかりました!」
場が引き締まる。意を決したナタルはやはり素早く的確であった。
アークエンジェルはもう敵の中にあった。すぐに敵が群がる。
「イーゲルシュテルン、てーーーーーーーっ!」
ナタルが命じる。その弾幕で敵を次々と傷つけていく。
「後方から二機!」
「くっ!」
「おっと、そいつは俺がやらせてもらうぜ!」
フォッカーが来た。すぐにその二機を撃墜する。
「とまあこういうわけか」
「・・・・・・お見事です」
鮮やかな動きにナタルも賞賛の言葉しかない。
「周りは任せておくんだ」
「はい」
「俺にも出番下さいよ」
ここでムウも出て来た。
「こっちだってメビウスに乗ってるんですか」
「そっちには三機来たぞ」
「おっと」
すぐにそちらに向かう。
「どうやら敵さんは待ってはくれないらしいな。こりゃ豪勢なお出迎えだ」
「この数、これがバルマー」
ナタルは辺りに展開するバルマーの軍勢を見て呟く。
「暗黒ホラー軍団よりも多いのじゃ」
「それがバルマーさ」
フォッカーはマリューにも言った。
「そこんとこ、覚えておけよ。バルマーは数だ」
「数、ですか」
「だからこっちも無茶をしなくちゃな。大勢のお客さん相手にするんだからな」
「敵の増援が出ました!」
ミリアリアが報告する。
「その数三百!」
「くっ」
ナタルはそれを聞いて歯噛みする。
「そら来た!マクロスに向かってるぜ!」
「凱君!」
「任せろ!マリュー艦長!」
ここで凱がアークエンジェルの艦橋のモニターに姿を現わした。
「この程度の戦い!どうということはない!」
その後ろでは超竜神、撃龍神、そして天竜神が当たるを幸いに攻撃を乱射していた。
「はああああああっ!」
「ぬううううううううっ!」
彼等の攻撃力は相当なものであった。敵の部隊を纏めて薙ぎ払っていく。その姿は正に戦う神であった。
ルネが彼等の指揮を執る。彼女もまた戦場を駆ける。
「サイボーグの力、甘く見るんじゃないよ!」
その剣でメギロートを真っ二つにする。それは人の力ではない。やはりサイボーグの力だった。
凱はボルフォッグ、ゴルディマーグと共に戦っている。その手に渾身の力を込める。
「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
拳が躍動する。それが敵艦に向かって放たれた。
「ブゥロォクン!マグナムッ!」
拳は一直線に派手な轟音と共に敵艦に向かう。それはとてもよけきれるものではなかった。
「う、うわあっ!」
「だ、脱出を!」
撃ち抜かれた戦艦が炎に包まれ消えていく。バルマーの兵
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