第百十話 宇宙に降る星
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いた。
「我々にもか」
「彼等にとっては我々もまた敵ですから」
「ふん」
「どうされますか、ここは」
「構うことはない、では両方共相手にする」
「では」
「総員戦闘用意」
クルーゼもまた指示を下した。
「ロンド=ベル及びネオ=ジオンに攻撃を仕掛ける。いいな」
「わかりました」
それを受けてザフトのモビルスーツが出撃する。当然ながらヴェサリウス、ミネルバの部隊も出撃していた。
「キラ・・・・・・」
アスランはイージスにいた。彼はキラのことを考えていた。
「どうしたアスラン」
そんな彼にオレンジのジンに乗る金髪の男が声をかけてきた。
「何かあるのか」
「あっ、いや」
アスランはそれに応えて彼に顔を向けた。
「何でもない」
「そうか、だといいがな」
彼はそれを聞いてまずは頷いた。この男の名をミゲル=アイマンという。緑服ながらザフトのエースとして知られモビルスーツ操縦には定評がある。
「それよりも今は」
「わかっている」
アスランはミゲルの言葉に頷く。
「目の前の敵を」
「そうだ、攻撃は五機のガンダムで頼むぞ」
イージス、デュエル、バスター、ブリッツ、そしてインパルスの五機のガンダムのことである。
「後ろは俺達が受け持つからな」
「ああ、頼むぞ」
「ミゲル、怪我はもういいのか?」
白いザクに乗るレイがオレンジのグフに声をかけていた。
「ああ、大丈夫だ」
その中にはハイネがいた。彼も戦線に復帰していたのだ。
「俺はよかったがな」
「シホはまだなのね」
それを聞いたルナマリアが言う。
「もう少し先だな、あいつは」
「そうか、思ったより傷が深いのだな」
「だが戦線には復帰出来るらしい。心配無用とのことだ」
「そのかわりに俺が来た」
ミゲルがここで言った。
「宜しく頼むぞ」
「ああ、こちらこそな」
ハイネがそれに応える。
「ザフトの黄昏の魔弾の力見せてもらうぞ」
「コーディネイターの力をな」
「ナチュラル共、今度こそ」
イザークは闘争心を露わにして前を見据えていた。
「一人残らず撃墜してやる、覚悟しろ」
「!?待って下さい」
だがここでニコルが声をあげた。
「どうしたんだ?」
「難民船が一隻地球に降下しています」
「このタイミングでかよ」
ディアッカはそれを聞いて顔を顰めさせた。
「何か妙だな」
「隊長」
アスランはそれを受けてクルーゼに通信を入れた。
「どうします?停船させますか?」
「いや、それには及ばん」
クルーゼはそれに応えてこう言った。
「作戦行動中だ、構うな」
「はい」
「この期に及んで奇策もあるまい。それに民間人に手を出すと後々厄介だからな」
「わかりました。じゃあ」
「うむ、総員無視しろ。いいな」
「了解」
「フン、まあい
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