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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百九話 暗黒の支配者
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すか、たまには」
「しかし」
それでもナタルは戸惑ったままであった。
「私は」
「いいのじゃない、たまには」
「艦長」
「骨休みが必要よ、貴女にも」
「はあ」
「これから戦いはもっと激しくなっていくでしょうしね」
「今よりもですか」
「グラビティ=ブラスト発射します」
モニターの向こうではルリの声が聞こえてくる。
「はい、やっちゃって下さい」
ユリカはそちらに顔を向ける。そして指示を出していた。
黒い光が放たれ敵を薙ぎ倒していく。相変わらず恐ろしいまでの威力であった。
「艦長、こっちにも来ました!」
「ここはバリアントです!」
ナタルは戦闘の時の顔に戻っていた。
「ええ、わかったわ!」
「バリアント照準用意!」
「了解、バリアント照準用意!」
「狙いは!?」
「正面の敵一個小隊です!」
「待て、もう一個いた筈だ!」
「今ウーヒェイが全滅させました!」
サイとのやり取りが続く。
「そうか!ではその残り一個小隊を叩く!」
「はい!」
「バリアントてーーーーーーーーーーーっ!」
ナタルの手が振り下ろされる。そしてバリアントの激しい砲撃が浴びせられホラー軍団のマシンがまとめて撃ち抜かれていく。光が貫くとその直後に光球となった。そして炎となって消えていった。
「流石ですね」
今度はルリがナタルに声をかけてきた。
「連邦軍の名家バジルール家の御息女だけはあります」
「いえ、そのような」
ルリの言葉に謙遜する。
「御父様や御兄様の名に恥じないです」
「父や兄を御存知なのですか」
「はい」
ルリは答えた。
「先の戦いからです」
「そうでしたか」
「バジルール中将には木星での戦いでお世話になりました」
「どうもです」
「そしてバジルール少佐にはパフェも頂きましたし」
「パフェ!?」
それを聞いたナタルの眉がピクリと動く。
「ホシノ少佐、今何と」
「バジルール少佐にラビアンローズの喫茶店でおごっていただいたのです」
「そうですか、またあの兄は」
どうやら彼女は兄に対してあまりよくは思っていないようである。
「よい方ですね」
「そうでしょうか」
「紳士的で」
「表面的にはそうですが」
実は彼女の兄は女好きで有名なのである。ナタルは兄のそんなところが嫌いなのだ。
「また御一緒したいとお伝え下さい」
「御気をつけ下さいね」
「!?」
「出来れば御友達と御一緒で」
「何かよくわかりませんがわかりました」
その金色の目を少しパチクリさせながら述べた。
「ではまたプールで」
「はい・・・・・・んっ!?」
言われて暫くしてから気付いた。
「何時の間に決まったのだ」
「勝手に決められたみたいね」
「艦長、そんな悠長なことは」
「また来ました!」
そこへミリアリ
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