第百九話 暗黒の支配者
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った。後方の敵を狙って放たれる。
主砲が敵を纏めて光に変えフィンファンネルがその急所を貫く。やはりこの二人の攻撃は恐ろしいまでの力があった。
「アムロの奴、やっぱり凄いな」
ハヤトがそれを見て呟く。
「あいつには勝てないかな」
「おいおい、俺達は俺達でやれることをやるんだろ」
カイはコンプレックスを思い出すハヤトに声をかけた。
「アムロはアムロ、御前は御前だぜ」
「そうか」
「そうさ、じゃあ敵がまた来てるからよ」
「ああ」
敵はかなり減ったがそれでも数が桁違いだ。さらに突き進んでくる。
中距離になる。戦艦の主砲やファンネルからビームライフルやミサイル主体に移った。
「ガトリングミサイル!」
ボルテスがミサイルを放つ。その横ではダイモスがその腕に手裏剣の様なものを出す。
「ファァァァァァイブシュゥゥゥゥゥタァァァァァァッ!」
それで迫り来る敵を落としていく。今のところ戦局はロンド=ベルに圧倒的なものであった。
だがそれでも数が違う。何千機も迫ってきていたのだ。
「しつこい奴は嫌われるって言ってるでしょ!」
アスカが激昂した声をあげながら自身のエヴァのATフィールドを取る。
「邪魔よ!消えなさい!」
それを横薙ぎにして敵を潰す。かなり荒っぽい攻撃であった。
「アスカ、また無茶しよるな」
「無茶上等よ」
トウジに言い返す。
「っていうか全然減らないじゃない。あたしもう十機は撃墜してるわよ」
「僕もう二十機いってるよ」
「わいも十機はな」
「それでも全然減らないじゃない、どういうことよ」
「それだけ数が多いということだな」
マイヨがそれに応えた。
「大尉」
「私もこれだけの数を相手にしたことはそうはない」
「そうなんですか」
「だが、最後まで退くつもりはない」
マイヨはやはりマイヨであった。
「この程度の敵!何ということはない!」
「ううん、やっぱり本物は違うわね」
アスカですらマイヨの前には唸るだけである。
「どっかのナヨナヨしたのとは大違いね」
「な、何で僕の方に」
キラはアスカの視線を感じて言った。
「自分でわかってるじゃない」
「そんな」
「わかったらさっさと戦いなさい」
「もうやってるよ」
既にストライクは洒落にならない数の敵を前にしていた。ビームライフルを連射している。
「けど、それでも」
「言い訳はいいのよ!」
アスカが怒鳴った。
「そんなのいいから一機でも撃墜しなさい!いいわね!」
「う、うん」
そのあまりもの剣幕の前に思わず黙ってしまった。
「ったく、あんなナヨナヨした男って見てるだけでイライラするのよ」
「つうか御前誰にも噛み付いてへんか?」
「タケルさん達には別に何もないわよ」
「そういやそうか」
「あの人はまた特別だからね」
「
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