暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百九話 暗黒の支配者
[4/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「そうですよ、ですから」
「まあ待ってくれ」
だがリュウはここで二人を止めた。
「俺の一存じゃな。決められない」
「それもそうか」
「セイラさんにもお話して」
「そういうことだ、セイラさんがうんって言えばな」
「まあ大丈夫だろ」
「セイラさんもメタスに合ってますけどね」
「俺はどうも誰かをフォローするのが合ってるみたいだな、アムロといい御前等といい」
「へへっ、頼りにしてますよ」
「何だかんだで皆リュウさん頼りにしてますから」
「やれやれ」
顔は苦笑いだがそれでも嫌な気はしない。リュウは気のいい男である。だからカイもハヤトも彼を慕っているのである。そうした意味でロンド=ベルにとって貴重な存在となるのであった。
「けどセイラさんはアムロとは距離置いてますね」
「そういやそうだな」
カイはハヤトの言葉でそれに気付いた。
「あのチェーンって娘のせいかな」
「そうかな、やっぱり」
「あの奥手なアムロがねえ」
スレッガーは何処か楽しそうな顔をしていた。
「変われば変わるものだな」
「まあ俺達もかなり変わったしな」
「カイ、御前はそんなに変わっていないぞ」
「ハヤトはかなり変わったな」
「まあ結婚もしましたし」
「実は俺もな」
「あっ、そうらしいですね」
皆リュウの言葉に顔を向けた。
「皆変わるんだな、やっぱり」
「そうですね、フラウも」
「カツも大きくなったしな」
「お互い老けるわけだ」
「ははは、確かに」
かってのホワイトベースのクルーも健在であった。ロンド=ベルはさらに賑やかになるのであった。
しかしそんな明るい会話も終わる時が来る。暗黒ホラー軍団の大軍がオービットまでやって来たのだ。
「やはり来ましたね」
シーラはもうグランガランの艦橋に入っていた。
「数は」
「五千です」
「おいおい、またふざけた数だな」
トッドがカワッセの報告を聞いてまず言った。
「何だよ、その数。ティターンズとロシアでやり合った時より酷いじゃねえか」
「それだけ敵も本気ということなのでしょう」
シーラはトッドにそう返した。
「ですが私達も」
「はい」
モニターが開きそこからエレが姿を現わした。
「勝たなければなりません」
「地球の人々の為にも」
「だが奴等には切り札がある」
「あのでっかい十字架ね」
「ああ、デスクロスだ」
ショウがチャムに応えた。
「あれで大空魔竜がかなりのダメージを受けた」
「あれをオービットにやられるとかなり危ないな」
「それは防がないといけないよね」
「ああ」
ニーとキーンにも応える。応えながら彼等も出撃する。
九隻の戦艦とマシンが勢揃いする。もうオービットの前にはホラー軍団の全軍が展開していた。
「さて、と」
勇がその大軍を見据える。
「こ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ