第百九話 暗黒の支配者
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マガタケも動く。ブンタは右に動いていた。
サンシローは正面に。まずはガイキングの顔が開いた。
「フェェェェェェェェイス=オープン!」
続いてビームを放つ。そしてミサイルを。
「ガイキングミサイル!」
それは四天王の四隻の戦艦を襲う。それで終わりではなかった。
「デスファイアァァァァァッ!」
炎も出した。そこへ他の三機の攻撃も加わる。
「これで!」
「終わりにします!」
「サンシロー!止めだ!」
「よし!」
顔は閉じられていた。そこに右手に持つ光の球が放たれた。
「ハイドロブレイザァァァァァァァッ!」
大きく揺れ動く戦艦達に今最後の一撃が浴びせられた。光の球は荒れ狂い彼等を撃ちのめす。それが止めとなったのであった。
「グ、グググ・・・・・・」
デスモントが艦橋で苦悶の声を漏らす。
「我等がここで」
「倒れるというのか・・・・・・」
ダンケルとアシモフもまた。
「ダ、ダリウス大帝・・・・・・」
最後にキラーも。
「お許し下さい・・・・・・」
それが四人の最後の言葉であった。戦艦達は次々に爆発し四天王の墓標となった。こうしてホラー軍団四天王は戦場に散ったのであった。
「終わったな」
「ああ」
サンシロー達は互いに頷き合う。
「他の敵も全て倒した」
「これでホラー軍団も終わりだ」
「さて、それはどうかな」
「!?」
突如戦場に声がした。
「四天王を倒したがまだゼーラは生きているぞ」
「おいおい、まさかラスボスってやつか!?」
ムウがそれを聞いて言った。
「お決まりのパターンってのはアンコールと同じだな」
バサラもまた。その彼等の前に巨大な魔神が姿を現わしたのであった。
「貴様は一体」
「我が名はダリウス」
鉄也に応えて言った。
「ゼーラ星の支配者よ」
「ゼーラ星の」
「そうだ、わしはブラックホールの脅威にさらされたゼーラ星人がその事態を打開するために造り上げたもの」
「何っ、それじゃあ」
「そうだ、言わば人造の神だ」
「人造の神だと!?」
サコンがそれを聞いて声をあげる。
「結局ゼーラ星はブラックホールに飲み込まれゼーラ星人は宇宙の漂流者となった」
「そうだったのか」
「それで地球まで」
「ゼーラの民の為にも地球はわしのものとさせてもらうぞ」
「馬鹿を言えってんだ!」
それはすぐに豹馬によって否定された。
「母星を失ったのなら何故平和的な手段で移住を希望しない!」
健一も言う。
「あげくに同じ苦難を抱えたバーム星人を利用しようと考えるとは許すまじ…ダリウス!」
「ゼーラの繁栄のためなら他星の事など知ったことではない!」
それがリヒテルに対する、そしてロンド=ベルに対する返事であった。
「その傲慢が争いを呼ぶことを何故理解出来ない!」
「やめておけ一矢
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