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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百七話 原種の胎動
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ぬうう、何時の間に」
レッシィの言葉の通りであった。ダバは前線でバスターランチャーを手に見事な活躍をしていた。
「ならば私も!」
ギャブレーもバスターランチャーを構えた。そして派手にぶっ放す。
「これで!」
そして敵を薙ぎ倒していく。いささか三枚目であるがパイロットとしては腕は確かであった。
「ははは、どうだ、私の活躍は!クワサン殿も御照覧あれ!」
「本当に扱い易いよね」
「全くだ。少し言えばな」
「何か言ったか?」
「別に何も」
「さあ、行くぞ」
「うむ」
アムとレッシィの企みには気付かない。気付けば気付いたで騒ぎになるが。何はともあれ戦いは激しく行われていた。
「それじゃあこっちも仕掛けるとするか!」
ムウのメビウス=ゼロが突貫する。
「行けっ!」
メビウスが数個に別れそれぞれの個体で攻撃を仕掛ける。ムウだけにしか出来ないオールレンジ攻撃であった。
「中々やるな」
「クワトロ大尉には負けますよ」
軽い調子でクワトロにそう返した。
「やっぱり実績が違いますから」
「私なぞたかが知れたものだがな」
「いやいや、何を仰るやら」
「所詮私は老兵なのだからな」
「って、まだ二十代じゃ」
「ロンド=ベルではな。もう老兵なのだよ」
「そんなこと言ったら葛城三佐は・・・・・・ウワッ!」
「何か言ったかしら、フラガ大尉」
モニターにいきなりミサトが出て来た。顔はにこやかに笑っているがその額には青筋が幾筋も出ていた。
「い、いえ何も」
「だったらいいわ、それじゃあ」
モニターがぶち切れた。ムウはこの時敵よりも遥かに恐ろしいものを見ていた。
「おっかなかったあ」
「全く」
ミサトはグラン=ガランの艦橋で目を怒らせていた。
「何か軽い人も来たわね」
「けどよ、今の三佐」
「ええ、本気だったわよね」
シゲルとマヤがヒソヒソと話をする。
「さて、と」
ミサトは気を取り直して指示に戻る。
「アマノ少尉はそのまま右に回って」
「了解です」
「それでバニング少佐と合流して。〇八小隊も一緒に」
「わかった」
「それじゃあ派手にやるか」
〇八小隊も同行していた。そしてシローと共に息の合った戦いを見せだした。
「よし、チームワークはそのままだな!」
「いいねえ、この感じ!」
サンダース、カレン、ミケルはそれぞれ遠距離攻撃と遊撃に別れ敵を攻撃する。シローは別の小隊を狙っていた。
「俺はこいつ等を!」
敵のマシンを小隊単位でビームで撃つ。それで敵は薙ぎ払われていく。〇八小隊は久し振りに揃っても相変わらず見事な動きを見せていた。
その横ではプラクティーズがいた。彼等も息の合った動きを見せている。
「ウェルナー!ダン!」
「うむ!」
「やるぞ!」
二人はカールの言葉に合わせて動きはじめた。
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