第1章:王宮の戦士とヲタ少女
第1話:出会い…そして冒険へ
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て私は急に出現したのだろうか?だとすれば驚くのもムリはない。
いきなり斬り殺される前に状況を説明するべきだろう…
そう思い話しかけようとしたら、男性の背後から2匹のスライムが襲いかかってきた!
私は慌てて『イオ』を唱えようと思ったが、よく見ると此処は洞窟内の様に見える…
なので慌てて『ギラ』に変更し、男性目掛けて襲いかかってきたスライム2匹を消滅させた。
これによって私が怪しい者ではない事を証明出来たかもしれない。
気を取り直して立ち上がり、プレゼントされたばかりのワンピに付いた土を叩き落とし、目の前の男性に挨拶をする。
「あー…いきなりの事で驚いておりましょうが、私は怪しい者ではございません。その証拠に、先程襲われそうになった貴方を助けたでしょ?………申し遅れました、私はマリー。ちょっとした手違いで異時代より参りました。敵ではないのでよろしくお願いします?」
「あ…うむ…そ、そうか…えっと…あ、危ないところを助けて頂きありがとう…わ、私の名前はライアン。バトランド王宮に仕える戦士、ライアンだ」
ライアン………!?
何と、この人は王宮の戦士ライアンですか!?
つーことは、この世界はDQ4ですね!しかも1章ですのね!?
良いわね良いわね…楽しい冒険旅行になりそうな予感。
しかしお父さん達を巻き込んでしまった事を思いだし、慌ててみんなを探す…
嫌な事(お父さんの説教)は先に済ませてしまおうと、みんなを捜しウルフに甘えようと周りを見渡す。
だが誰も居ない…私の他には、このピンクの鎧を着込んだライアンさんしか存在しない…
どういう事だろうか?一緒にお父さん・お母さん・リューノ・リューラ・そしてウルフも巻き込まれたハズなのに…
この場には居ない…もしやこれは………?
「あの〜…ライアン様…」
「ん?な、何かな…?」
「私の他にも一緒に現れた人は居りませんでしたか?この時代に飛ばされたのは、私一人じゃないんだけど………?」
「いや…この何もない空間に、黒い穴の様な物が浮かび上がり、そこから落ちてきたのはマリー…君一人だけだ。他の人物は影も見なかったが…」
何だと!?
あ、あの女神〜…“間違えてみんな一緒に移転させちゃった?”とか言っておきながら、みんなをバラけさせてんじゃねーよ!
使えない女神ね〜…当初の約束“ウルフと一緒に”すら守れてないじゃないの!
アイツ何だったら出来んのよ!?
「ど、どうしたのだマリー…誰かとはぐれてしまったのか?…大丈夫なのか?」
目の前ではライアンさんが私の事を心配してくれている。
すっげー良い人じゃん!まぁ分かっていたけど、実物はすっげー良い人じゃんか!
マリーSIDE END
(バトランド地方・
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