SAO編−白百合の刃−
SAO1-氷の漆黒
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ら、パーティー組もうかな。信頼出来る人の方が相性言いと思うが嫌がるかもしれないな……。
それは後で話すことにして、まずはラグー・ラビットの肉でも売ろう。
「エギル、買い取りよろしくね」
「おうキリカ。買い取りって、何売るんだ?」
「ラグー・ラビットの肉」
私はS級のアイテムを買い取りすることにキリトは驚くかと思ったら、別の反応で顔がこわばっていた。
「なんだよ、驚かずにお前もかって言う……」
「被った」
「え、被った?」
「何だ、キリカもラグー・ラビットの肉持っているのか。二人して仲がいいんだな」
エギルは被ったことに笑いだした。
「なんで被るの!?」
「それはこっちの台詞だって」
「こっちの台詞だってあるわよ!」
まさか双子そろって同じ日に同じ高級食材を手に入れていたとは……偶然にもありすぎる。なんか今日はあるかもしれない。
あれ、ラグー・ラビットの肉を持っていて、エギルのところにいるってことは、兄も料理スキル足りないんだな。別に期待していなかったけど。つか、知っているしね。
「キリカは食べないのか? 多分二度と手に入らないんじゃない?」
「じゃなきゃこんなところに来ないわよ」
「それもそうだな」
エギルに一瞥すると、失笑しぴきぴきと額に怒りマークを浮かべる。うん、見なかったことにして話し続けよう。
「ねぇ、知り合いに料理スキルを上げている人とかいないの? どうせモテるんだから、いるはずだよね」
「後半、言葉に悪意があったようだが……あいにくそんな奴い……」
「キリト君」
誰が言葉を挟みかけて、キリトの背後から肩をつつかれた。
キリトは左肩に触れたまま相手の手を素早く掴んで「シェフ捕獲」と、振り向きざまに言った。
どうやら兄のくせして、知り合いがいたらしい。私も振り返ればキリトの手を掴まれたまま、いぶかしめな顔であとずさった。
「珍しいな、アスナ。こんなゴミ溜めに顔を出すなんて」
その人の名はアスナ。私と同じ女性プレイヤーだ。
「なによ。もうすぐ次のボス交流だから、ちゃんと生きているか確認に来てあげたじゃない」
「フレンドリストに登録してんだから、それくらい判るだろ。そもそもマップでフレンド追跡したからここに来られたんだろ?」
…………。
……キリトのくせに、こんな茶髪美人と知り合いとかどういうことだよ。つか、その子、私好みの可愛くて美人さんじゃないか。それなのに、なんかさ……なんか、なんか嫌なフラグの匂いがする。
あ、兄の――兄のアホ――――ッ!! もう、エギルとか護衛のABCの三人組とかどうでもいい。とりあえず、私も接する!
「キリト……私に彼女の紹介してくれない?」
「あれ? 知らなかったか?」
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