暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜
BFO編ーダブル・マーシャル編ー
36.集う勝者
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を囲むように回り、隙が出来た瞬間にバトルスキルの加速を使用し、俺たちに攻撃してたのか。

(それなら.......)

俺は回る二人の相手に向かい駆ける。手刀を発動!
そして回る相手に向けて手刀で突進する。

手刀基本突進技《真突》
だが、見事なまでにかわされる。

体勢を立て直し再び、相手に向かおうとした時、目を疑う光景が......

二人のプレーヤーがレイナに襲いかかっている光景が。

「やめろ!!」

俺がレイナの元へ向かおうとした次の瞬間、レイナの死を知らせる表示が俺の前へと浮かび上がる。

「ウソ......だろ」

レイナが殺られた..........俺が弱かったばっかりに.......

「........でも.......勝つんだ」

俺は腕に纏っている光を消す。

再び、二人の相手は俺の周りを囲むように回り出す。

「.......絶対勝つんだ......絶対にな」

神経を限界まで研ぎ澄ます。相手の動き、空気の流れがまるで手に取るようにわかる。そして二人が同時に左右から攻めてくるのが感覚で察知する。

バトルスキルの加速を考えろ。
限界まで待て。

「...........待風」

二手刀居合剣技《待風》
限界まで引きつけ自らの間合いに侵入した瞬間に再び手刀で敵を斬りつける剣技。

二人のプレーヤーは同時に倒れこむ。

「う、なんだ......今の......」

「く、見えなかったぞ」

「さすがに致命傷にはならないか」

再び手刀を発動させ、構える。
二人のプレーヤーも立ち上がり、こちらを見る。

「来いよ。........二人まとめて相手してやるから.....」

「なんだと!!」

白い方のプレーヤーがこちらに突っ込んでくる。

「待て!シュート!!」

「......もう遅い........」

突っ込んでくる相手に膝を曲げ、右手を体の前で横向きに構え、床を蹴り上げ一気に突進。

手刀上位剣技《太刀風》
手刀の刀身が白い方のプレーヤーの体を斬り込む。そのまま相手はダウンする。

「クッソ!」

続けて黒い方も突っ込んでくる。慌てているのか俺の手刀など気にせずに近づいてくる。

「そんなに熱くなるなよな.......」

左の手刀が突っ込んでくる男の体を貫く。

手刀突進技《真突》
手刀が黒い方をとらえ、相手をダウンさせる。

「試合終了!!勝利したのは.......シュウ、レイナ、ペア!!」

観客の歓声が響く。

「ふぅ〜、勝ったぜ.......レイナ」
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