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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五話 敵軍の歌姫、蒼き流星
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けられなかったのに」
シンはザフトきってのエースである。その技量はアスランよりも上だ。アカデミーにおいてモビルスーツや戦闘機を操らせて彼に勝る者はいなかった。コーディネイターの中でも天才と言えるものであった。
「それを受けるとは」
「手強い、けれど」
二人は間合いを離した。再び攻撃に入る。
「だが。一撃位で!」
「ここは退くわけにはいかないんだ!皆がいるから!」
「死ねぇっ!」
「うおおおっ!」
二人はまた斬り合う。その実力は伯仲していた。だが二人はあまりにも熱くなり過ぎていた。エネルギーのことを忘れてしまっていた。
「!?」
二人は同時にコクピットで警告を受けた。エネルギー切れへの警告だった。
「チッ、こんな時に」
「下がるしかないんだね」
二人はそれに頷くしかなかった。そして下がる。その時に互いを見据えた。
「あの連邦のガンダム、まさか」
「何て手強さなんだ、それに凄い殺気だ」
シンとキラは互いを忘れられなかった。それはキラとアスランともまた違っていた。互いの守りたいものの為に戦う、その根底にあるものは同じでも二人はあまりにも違っていた。
キラとシンが下がったその時にアークエンジェルとヴェサリウス、そしてミネルバのレーダーに反応があった。タリアにルナマリアの妹であるブリッジクルーであるメイリンが報告する。
「レーダーに反応です、その数多数」
「まさか」
「はい、ロンド=ベルの様です。どうしますか?」
「ロンド=ベルの全軍よね」
「レーダーに反応する戦艦は七隻、おそらくは」
「わかったわ。今のこちらの戦力では」
ロンド=ベルの相手は無理だ、それはすぐにわかることであった。タニアはモニターのスイッチを入れた。
「クルーゼ隊長」
「わかっているさ」
クルーゼがすぐにモニターで応えた。
「流石に今の戦力では彼等の相手は出来ない」
「では」
「うむ、一時撤退する」
クルーゼは断を下した。
「そして後方で補給を受けよう。それでいいな」
「はい」
「では全軍撤退だ」
すぐに指示が出された。それを受けてザフトのモビルスーツは撤収していく。戦場に残ったのはアークエンジェルとその面々であった。
「何とか助かったわね」
マリューは退いていくザフトの戦艦とモビルスーツを見て安堵の息を漏らした。
「ロンド=ベルも来てくれたし」
「こちらロンド=ベル」
そこにロンド=ベルから通信が入ってきた。
「そちらは連邦軍第八艦隊所属のアークエンジェルか」
「はい」
マリューがそれに応える。
「私はラー=カイラム艦長ブライト=ノアだ。今から諸君等と合流したい」
「わかりました。それでは」
アークエンジェルはロンド=ベルト合流した。まずはこれで難を逃れたのであった。
マリューはラー=カイラムに来た。そ
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