第百四話 崩壊の大地
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のせいで御前の母親は死んだんだぞ!俺の家族だって危なかったんだ!」
「シン・・・・・・」
「あともう少しでな。両親も妹も」
「そうか、そうだったんだな」
「ああ、間一髪だったんだ」
シンの顔が暗くなった。
「あと一日遅かったら俺も御前と同じように家族をなくしていた」
「御前の妹さんも」
「妹は今プラントで元気にやっている」
シンは語った。
「だが友達は。沢山失った」
「そうだったな、あそこには本当に多くの人がいた」
「そのナチュラルに味方するのなら・・・・・・まずは!」
「だからあいつは違うんだ!」
それでもアスランはシンを止めようとする。
「騙されているんだ!」
「騙されているなら目を覚まさせてやる!」
シンの気は昂ぶるばかりであった。
「この・・・・・・インパルスで!」
「止めろシン!」
「黙れ!ナチュラルなんか皆この手で消し去ってやる!」
彼はキラに突撃する。そのビームサーベルを振り下ろす。
「うわっ!」
「受けたか!」
それを見たシンの目が赤く光っていた。まるで燃え上がるように。
「俺の攻撃を!こんな奴ははじめてだ!」
「まさか、これがザフトの!」
「貴様がキラ=ヤマトか!」
シンはキラに問うてきた。
「!?」
「聞いている!キラ=ヤマトなのか!」
「そうだけど君は」
「俺はシン=アスカ。ザフトのパイロットだ」
「シン=アスカ」
「アスランの戦友だ。御前はコーディネイターだそうだな」
「うん、そうだけど」
キラはそれに答えた。
「けれどそれが一体」
「何故ナチュラルに味方する!」
シンは激しい調子で問う。
「ナチュラルなんかに!どういうことだ!」
「それは・・・・・・」
「答えろ!答えなければ、そして俺達のところに来なければ俺が御前を倒す!」
「今はやられるわけには!」
だがキラはそれに従おうとはしなかった。
「やられるわけにはいかないんだ!今は!」
「キラ、何故そこまで」
アスランはそんなキラを見て呟く。
「そこまでこだわるんだ、一体何に・・・・・・」
「なら仕方ない。やらせてもらう」
シンは迷わなかった。そのビームサーベルをさらに構える。
「死にたくなかったら逃げろ!そして俺達に下れ!」
「そんなことをしたら!」
キラの脳裏にサイやトールの姿が浮かんだ。彼の守りたいものがそこにあった。
「皆が!だから!」
キラは間合いを離した。そしてビームライフルをシンに定める。
「やられるわけにはいかない!君が何を言っても!」
「ヌウッ!」
ライフルを放つ。それはインパルスの左腕を掠めた。
「かすった!?」
だが一発だけだった。他の攻撃は全てかわされる。だがシンはそれでもショックを受けていた。
「俺が攻撃をかするだと。こいつ」
「何て動き
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