第百四話 崩壊の大地
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芸が細かいな、それなら手加減は無用ってやつだな!」
今度は彼が姿を消した。ニコルはレーダーを探る。
「クッ、ブリッツと同じってことですね。それなら!」
彼は即座に動いた。前に出る。
その時だった。それまでブリッツがいた場所にデスサイズヘルカスタムが姿を現わす。そしてサイズが横薙ぎにされた。
「危なかったですね。間一髪ってやつです」
「面白いね、自分と似た奴を相手にするなんて」
「手強いですね、本当に」
「けどよ、こっちだってやらせてもらうぜ」
「こちらこそ!」
二人の戦いは熾烈なものになっていった。彼等がそれぞれ激しい一騎打ちを展開しているその頃キラは二機のガンダムを相手にしていた。
「このガンダム、やはりキラか」
その中の一機はイージスであった。それに乗るアスランはキラを感じていた。
「何故だ、何故御前が」
「やっぱり、あの赤いガンダムに乗っているのは」
キラもそれを感じていた。
「アスラン、やっぱりアスランなのか」
「キラ、何故だ!」
アスランは叫ぶ。
「どうしてプラントに来てくれなかったんだ!」
「それは・・・・・・」
「御前もコーディネイターなんだろう!俺達が戦う理由はないんだ!」
「けど!」
キラにはキラの理由があるのだ。だがそれは今は言える状況ではなかった。
「クルーゼ隊長が言っていた!」
もう一機のガンダムがキラに向かう。それはシンのインパルスであった。
「捕獲出来ない場合は破壊しろとな!」
「シン!」
「聞いていた筈だぞアスラン!」
シンはアスランに対してもその激しい気性をぶつけていた。
「これは命令なんだ!だから!」
「あいつがコーディネイターでもか!」
「何っ!?」
シンはそれを聞いて一瞬動きを止めた。
「アスラン、今何て言った!」
「もう一度言う!あのガンダムに乗っているのはコーディネイターだ!俺の知り合いだ!」
「何だって!?それが何故」
「ヘリオポリスに残っていたんだ。それで」
「そしてこいつがハイネを怪我させたんだな?」
「ああ」
それに答えたのが間違いだった。彼はシンの気性を忘れていた。
「わかった。じゃあハイネの仇だ!」
「何っ!?」
向かって行くシンを見て思わず声をあげる。
「シン、どういうことだ!」
「知れたことだ!ハイネの分は返してもらう!」
「あいつはコーディネイターなんだぞ!」
「だが連邦軍だ!」
「クッ!」
この言葉に反論は出来なかった。
「なら倒す。それだけだ!」
「待ってくれ、今は!」
「じゃあ御前がやるのか!?」
「うっ・・・・・・」
「撃墜してから捕虜にしてもいい。それならいいな」
「しかし・・・・・・」
「思い出せ!ナチュラルが何をしたのか!」
シンは叫ぶ。
「ユニウスセブンがどうなった!そ
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