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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十八話 復活!ギガノスの蒼き鷹
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も言った。
「要塞か」
「今から攻撃を仕掛ける移動要塞もそうなのでしょうか」
エリスがここでロドニーにこう述べた。
「やはり」
「どうだろうな。流石にあそこまで滅茶苦茶なもんだとは思いたくねえが」
「ずっととんでもないのとやりあってるしね」
「とりあえずアウトレンジ攻撃が不可能な相手なのは確かだしな。ここはミサトさんの言う通りにしようぜ」
「そうだね」
彼等はドラグナー達とは少し離れて護衛及び警戒にあたっていた。そして暫くして目標である移動要塞が確認された。
「あれか」
皆それを見て呟いた。
「要塞というだけあってかなりの大きさだな」
「やはりと言うべきかな。こりゃミサトさんの言う通り普通にやったんじゃ無理だな」
竜馬と隼人はその要塞を見て言った。
「だから惑星をぶつけるってわけか」
「そういうこと」
ミサトは弁慶の言葉に頷いた。
「じゃあライト君頼むわよ」
「了解」
「周りはおいら達に任せろ」
武蔵がそう言って彼を励ます。
「御前は惑星だけに専念しろよ」
「ああ、やってやるさ」
いつもと比べて真剣みが増していた。
「そろそろだな」
「ああ」
衛星が動きはじめる。その時だった。
「連邦軍の皆さんへ」
「!?」
突如として放送がかかってきた。
「ドルチェノフ総統からの御言葉です」
「これは」
「女性の声か!?」
その通りであった。気品のある女性の声だった。
「ドルチェノフ総統はこれ以上の無益な戦闘を望んではおりません」
その声は語る。
「休戦の話し合いを望んでおります。繰り返します・・・・・・」
「この声は!」
ケーンがその声を聞いて思わず声をあげる。
「おい、ひょっとして」
タップがケーンに対して言った。
「ああ、間違いない、これは」
驚愕の顔で言う。
「お袋の声だ!間違いない!」
「何だって!?」
ロンド=ベルの面々も思わず声をあげた。
「あのマシンだな」
ドルチェノフはこの時要塞の司令室にいた。そしてそこからドラグナー達を見据えていた。
「ワカバ女史の息子が乗っているのは」
「はい」
部下の一人がそれに頷く。すると彼は満足げに笑ってこう命じた。
「あのマシンに通信を入れよ」
「はい」
「こちらに来いとな」
「わかりました」
部下はそれに従い通信を入れる。ドルチェノフはそれを見て含み笑いを浮かべていた。
「さて、どうするかな、ククク」
彼は自分の作戦の成功を確信していた。ケーンの様子を見て笑っていた。
「要塞に御前の母親がいる」
ドラグナーにそう通信が入った。
「何だってぇ!?」
「投降しろ。それだけだ」
そう言い終えるとすぐに通信が切られた。だがそれだけでケーンにとっては充分であった。
「畜生!」
「おい、どうしたんだ、ケーン
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