第九十八話 復活!ギガノスの蒼き鷹
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かった。三十バンチ事件があった。ティターンズは目的の為ならば手段を選ばない。少なくともジャミトフやバスクといった上層部はそうである。
「だからだ。核も使う可能性がある」
「ううむ」
「ブルーコスモスが核を調達しているらしいしな」
「彼等がですか」
「そうだ。彼等は軍産複合体だ」
今でもこうした存在はあるのだ。アナハイム社もそうであるのだが。
「核の調達位わけはない」
「それでティターンズに核を」
「それに嫌な話を聞く」
「嫌な話とは!?」
「連邦軍にも。彼等の同調している者がいるという」
「ブルーコスモスに」
「これもまた確証はないが。どうやら」
「何と。まだ連邦軍にそうした者達が」
「三輪長官はまた違うようだがな」
「あの人は違うのですか」
「この前アルスター次官がぼやいていたよ。何とかならないのかと」
「何かあったのですか?」
「欧州の指揮権まで掌握しようとしているのだ。それでアルスター次官と喧嘩になったらしい」
「それはまた」
「ミスマル司令がジャブローに入られてな。今欧州は手薄なのだ」
「しかし三輪長官は太平洋区でしょう?地球にいる人類の半分近くを預かっていますし」
地理面積においても相当なものだ。三輪の管轄下はかなり広いのである。
「流石にそれは。無理があるのでは」
「ザフト討つべしということでな。無理にでも押し通そうとしている」
「また厄介なことに」
「オースチン参謀がダカールに入られたがな」
「あの人がですか」
欧州とアフリカは地理的な関係で同じ指揮系統なのである。
「だが折り悪く南アフリカでミケーネが活動を活発化させてな。それに追われて」
「欧州まで手が回らない。それで三輪長官が主張しているのだ。
「アデナウアー次官はどうされていますか?」
もう一人の次官である。ちなみにクェスの父親だ。
「お手上げだよ。とりあえずシビリアン=コントロールは徹底させたいようだが」
「三輪長官では。それも難しいですか」
「岡長官もお忙しいしな」
「地球圏はまだまだ厄介ですね」
「そうだ。こちらとしてもあまり兵を向けられないので申し訳ないが」
「いえ、構いません」
「済まないな。どうもネオ=ジオンもまた動こうとしているしな」
「まずは敵を減らすことを考えましょう。さしあたってはギガノスを」
「やるとするか。それではな」
「はい」
こうしてヘンケンとの会話は終わった。ブライトは月に向かうように指示を出した。
「攻撃目標移動要塞」
次に攻撃目標を提示した。
「これでギガノスとの戦いを終わらせるぞ。いいな」
「了解」
「これで敵がまた一つ、だな」
「よし」
彼等は月に向かう。その間に移動要塞への情報収集がはじめられプラート博士を中心にしてその研究が進められる。ギガノスと
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