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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十六話 ダバとギャブレー
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「そうだな。まあ演技が出来る奴でもないけどね」
そしてレッシィがそれに頷く。二人はまだギャブレーを警戒していたのだ。
「私は己が騎士道の為に戦う!それだけだ!」
「愚か者が!」
「何とでも言え!最早私はポセイダル軍でもバルマー軍でもない!クワサン殿の騎士だ!」
「けど頭ぁ」
そんな彼にハッシャが声をかけてきた。
「何だ?」
「本気なんですよね」
「それがどうかしたのか?」
「ロンド=ベルに入るのも」
「そうだ。忠誠を捧げた女性に何時までも尽くす。それが騎士道だからな」
「左様ですかい」
「本当に能天気よね」
「全然変わらないな」
アムとレッシィはまた囁き合う。
「そしてハッシャ、御前はどうするのだ?」
「あっしですかい?」
「私と共に来るか?どうする?」
「いやあ、アムがいますから。今度とっ捕まったら半殺しじゃ済まないんで。遠慮しやす」
「そうか」
「あっ」
アムの方もそれを聞いて思い出した。
「こら、ハッシャ!」
「うわ、噂をすれば」
「待ちなさいよ、今度こそ逃がさないわよ!」
「こういうことなんで。それじゃあまたこれで」
「うむ、達者でな」
「待ちなさいよ、こら!」
だがハッシャはそれよりも速く逃げてしまっていた。結局アムは彼を捕まえることは出来なかった。
ギャブレーの寝返りは大きかった。それで勢い付いたロンド=ベルは一気に攻勢を仕掛けポセイダル軍を破った。そしてヘルモーズにも攻撃を仕掛けていた。
「司令、ヘルモーズのダメージが危険水域にまで」
「わかった。ではこれが限度だな」
「はい」
「全軍撤退だ。そして戦力が回復するまで攻撃は控える」
「わかりました。それでは」
マーグの言葉に従いバルマー軍は撤退した。こうしてオービットベース前での戦いは幕を下ろしたのであった。
「これでとりあえずの脅威は去ったな」
シュバルツは静かになった戦場を見渡してこう言った。
「では私も去らせてもらおう」
「待て、シュバルツ」
「何だ?」
ドモンが呼び止める。彼もそれに顔を向ける。
「御前はこの危機を察していたのか?だからここに来たのか?」
「そう言ったらどうするのだ?」
「何だと」
「今地球圏はかってない程敵が集まっている。特にこの地球の衛星軌道上はな」
彼は言った。
「ならばその危機に私が動かないわけもない。違うか」
「それはそうだが」
「そして危機はこれから続けて起こるだろう」
「続けて・・・・・・」
「それを乗り越えた時地球と人類、そして御前達はまた一つ大きくなっているだろう。その時にまた会おう」
その腕から煙玉を出した。
「さらばだ!」
そしてガンダムシュピーゲルは姿を消した。後には何も残ってはいなかった。
「消えたか」
「それにしても危機が続け
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