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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第九十六話 ダバとギャブレー
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ーも」
「私もお兄ちゃんも」
「一緒なんだ、さあ」
「ああ・・・・・・」
クワサンは動きはじめた。ダバの下へ。そして彼女は今ダバの腕の中に戻った。
「お兄ちゃん!」
「オリビー、やっと俺のところに帰って来たんだな!」
「うん、もう離れない!」
「俺だってだ!もう何があっても離れるものか!」
「いい光景だね」
「ああ」
それを見ているショウはチャムの言葉に頷いた。
「ダバも。遠い地球でやっとクワサンを取り戻せたんだ」
「そうだな。それもこれもダバの真心があったからだ」
「真心、かあ」
「ダバはな、それで生きているような男だ。そしてそれで今クワサンを取り戻せたのだ」
「言葉より心ってこと?」
「そうだな。多分」
「あたし、また何か一つ賢くなったみたい」
「ははは、それじゃあこれからもフォローをしっかり頼むよ」
「了解」
「ヌウウ、これは一体どういうことだ」
リョクレイはダバの腕の中に戻ったクワサンを見て歯噛みしていた。
「ポセイダル様は何故、クワサンをあのままにしておられたのだ」
彼はポセイダルの真意がわかりかねていた。そしてそれがポセイダルそのものへの疑念へと至っていくのであった。
「一体何が起こっているというのだ」
もう一人事態に呆然としている男がいた。
「クワサン殿が、どうしてあの男のところへ」
ギャブレーであった。彼はクワサンがダバのところに行ったのが信じられなかったのだ。
「頭、どうしやす?」
「頭ではない!だが」
ハッシャに怒って返してもどうにもなるものではなかった。
「クワサン殿がおられないならば。ならば」
「ギャブレット=ギャブレー!」
そこで彼にダバから声がかかってきた。
「!?」
「もうポセイダルに手を貸すのは止めろ!これでポセイダルの正体がわかっただろう!」
「ええい、黙れ!」
ダバはギャブレーも説得しようとする。しかしギャブレーはそれを受けようとはしない。これも当然であると言えた。
「貴様の指図は受けん!」
「クッ、やはり無理か!」
「だがな」
ここで異変が起こった。
「クワサン殿がそちらにおられる以上私としても戦うのは本意ではない」
「えっ!?」
「今何て!?」
それを聞いたアムとレッシィが思わず声をあげる。
「私はクワサン殿に忠誠を誓っている!ならばクワサン殿の下で戦おう!」
「何だって!?」
「あのギャブレーが俺達のところに!」
「何をそんなに驚いているのだ」
逆にギャブレーの方がロンド=ベルの面々に対して言ってきた。
「私はクワサン殿の為に戦っているのだ。何故そんなに驚く」
「いや、そんな問題じゃねえだろ」
「あんたがかよ」
ジュドーもケーンも言葉を失っていた。
「こりゃまた意外な話の展開だね」
キャオもいささか呆然と
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