七話
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り前の、な。その意味は君が誰よりも良く知っているはずだ」
確かに、最初こそ人助けのためだったものの、何回もネギの突発的な魔法の使用の被害にあってきた。なるほど、健二の言うとおりネギの行動に注意する必要があるかもしれない。
「明日菜にも危険に巻き込みたくない人はいるはずだ。そんな人を巻き込まない様にするにはどうするか? それは何が何でも隠し通すことだ。少なくとも、緊急時でもないのに見られてバレた……なんてことにはならないようにな」
「うん」
そう言われて、最初に浮んだのはルームメイトであり一番の親友の近衛木乃香だった。ほわわんとした印象を与える彼女はとてもじゃないが、荒事に向いているとは思えない。絶対に、巻き込んではいけない。
「もっとも、逃れられない運命というのは存在するがな……」
「え? 何か言った?」
「いや、なんでもない。そろそろ出よう」
「? そうね」
健二が伝票を持って席を立つ。明日菜は遅れれば一人で健二がお金を払ってしまうため、慌てて後に続いた。
「神楽坂さん?」
「え!? あ、ごめん。何?」
「いえ、そろそろ一度引き上げようかと」
「OK!」
とりあえず、二人はネギを探すことにした。目的の先に、頭痛の種があることを知らずに……
「朝倉にバレたー!?」
「ご、ごめんなさーい!!」
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