第九十二話 果てしなき旅立ち
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ケン太の言う通りにするぞ!」
真吾がそれに応える。
「それじゃ景気良く」
「行ってみましょう!」
レミーとキリーもそれに続く。そして攻撃に入る。
「ゴーフラッシャー・スペシャル!」
ゴーショーグンが攻撃態勢に入った。全身が緑の光に包まれる。
無数の光ん矢がシアトルを貫いた。そしてそれはドクーガのマシンにも達していた。
ドクーガの全てのマシンが緑色の光に包まれる。その動きは完全に止まっていた。
「これは一体・・・・・・!?」
エマが声をあげる。
「これは・・・・・・間違いありません」
ファがそれに応える。
「前にドクーガのロボットが自爆した時と同じ現象です!」
「何ですって、それじゃあ」
「ええ、間違いなく」
「ゴーフラッシャーを浴びたメカは意思を持ったのね」
「はい」
「そんなことを。ビムラー・・・・・・何て力・・・・・・」
「メカが叫んでる・・・・・・」
ケン太は声を聞いていた。
「戦いたくない、同じメカ同士戦うぐらいなら死んだ方がましだって」
彼は声を聞きながら呟く。
「でも、皆戦いたくないからって死ぬことはないよ」
ドクーガのマシン達に対して語る。優しい声だった。
「誰も皆に命令する事は出来ないんだ、君達は自分の気持ちで戦いを止めればいいんだ」
「馬鹿な、あの小僧何を言っておるのだ」
ケルナグールには何が起こっているのかわからなかった。
「ロボットに話しかけるなぞ」
「さあ、止めよう」
それでもケン太は言う。
「もうこれ以上戦うのは。メカ同士で傷つけ合うのはよそうよ」
ドクーガのマシン達はそれに頷いた。そして皆何処かへと姿を消したのであった。
「な・・・・・・」
これにはドクーガの三人も驚きを隠せなかった。
「わし等のマシンが」
「こんなことが・・・・・・」
「驚愕と言うべきか」
「行っちまったぜ」
デュオがドクーガの様子を見て言う。
「正気を取り戻せば悪に加担するのが馬鹿らしくなったか、当然の判断だな」
ウーヒェイも。彼はそれを正義だと判断していた。
「これがビムラーとソウルの力だというのか!」
ネオネロスもまた愕然としていた。自身の今までのものが崩れようとしているのを目の当たりにしていたからだ。
「終わりだな、ネオネロス」
そんな彼にサバラスが言う。
「貴様もドクーガも。ここで終わりだ」
「そうはさせぬ!」
だが彼はまだ諦めてはいなかった。
「この星はワシのものだ。他の誰にも渡してなるものか!」
「そんなことはさせない!」
だがそこにはケン太がいた。今彼は自身にビムラーの緑色の光もまとわせた。
「これで・・・・・・終わらせる!」
「おのれ小僧!」
「さあ皆」
ケン太は今その全身を光で包んでいた。
「これが皆を破壊へ追い詰めたドクーガの正体
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