暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第8話 私の魔法は問題だ!!
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ギルバート
(
僕
)
と
マギ
(
俺
)
は完全に融合を果たし
ギルバート
(
私
)
となった。ならば融合前は、精神が二人分存在したのではないか?
「……だから魂と共に精神も融合する事になり、融合前の精神は片方が土もう片方が風の系統属性だった。融合後の精神にも、融合前の属性系統が残った。よって私は、世にも珍しい土と風の複合属性メイジになった」
私が「以上です」と言葉を切ると、父上と母上は相変わらず難しい顔をしていました。話に着いて来れないようだったディーネは、最後の説明だけ何となく分かったのか頷いていました。決定的な証拠こそありませんが、今話した仮説は“スジは通っている”と思いますし自信もあります。
「話は解った。それで、どう対策をとる?」
「隠していても、実力者には魔法を使えばバレてしまいます。得意な属性である土と風を絶対に使わないようにする為、属性自体を水と偽るのが最良と思います。また、ブレイドの様な属性が色となって出てしまう魔法は一切使えません。何色になるか解りませんが……少なくとも青や黄色では無いでしょう」
「なにも、そこまで徹底しなくとも良いのではないか? 土か風のどちらかを封印するだけでは?」
「中途半端は命取りになります。ドリュアス家の長男は、無能で通した方が都合が良いです」
「そうか……確かに、そうだが……」
父上がそう言いながら、溜息を吐きました。
父上と母上からすれば、面白くない? いえ、辛いのでしょう。自らの息子は安全の為とは言え、無能の汚名を背負わなければならないのですから。
ちなみに、ブレイドの色は黒でした。とても人には見せられません。
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