暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第8話 私の魔法は問題だ!!
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した父上が、夕食後にドリュアス家緊急家族会議を開くと宣言しました。
夕食を済ませた後、アナスタシアを除く全員が執務室(会議会場)に集まりました。原因が自分だと思うと、少し申し訳なく思ってしまいます。
議題は何故こうなったかと、今後この事実を如何に隠していくかです。
「ギルバート。自分の属性について、何か思い当たる事はあるか?」
先ずは“本人に聞くのが一番”と言わんばかりに、父上が聞いて来ました。実は自身を分析してみて、原因にあたりは付けてあります。
「私が一度死んで、二つの魂が融合して舞い戻って来た話は覚えてますか?」
この場に居る全員が頷きました。
「恐らくですが、その魂の融合が原因だと思います」
父上と母上は、難しい顔をしディーネは首を傾げでいます。
「あくまで、仮説ですが……」
ここで私は、自分が立てた仮説を話し始めます。
魔法を使う為の能力は、親から子へ遺伝する。しかし、系統属性はどうなのだろう? 両親と違う系統属性の子供は、絶対に存在しないのだろうか?
答えは否である。そうなのだ。両親と違う属性を持つ子供は存在する。
ならばメイジの系統属性は、何によって決定されるのだろうか? 肉体的特徴か?
そもそも人間を含む生物の体は、バランスによって成り立っている。
火属性が少なすぎれば、衰弱してしまう。
水属性が少なすぎれば、カラカラになり干からびてしまう。
土属性が少なすぎれば、痩せ細り折れてしまう。
風属性が少なすぎれば、すぐに息切れして動けなくなってしまう。
逆に多すぎれば、相反する属性に悪影響を与える。
よって肉体だけ見れば、全ての属性が等しく使えなければ不自然なのである。更に言わせてもらえば、体内の属性バランスを崩すリスクも存在する。しかし現実には、相性の良い属性は有るだろうが、そのような事は決して無い。
肉体が関係無ければ、系統属性は何によって決定されるのだろうか? そこで次の候補として挙がって来るのは、魂の存在だ。
以前私は、母体が魂召喚の魔法陣の代わりをしていると仮説を立てたが、ここで召喚される魂は両親に影響されるのではなかろうか? それならば、親と相性の良い魂が召喚される。
だがそれならば、もっと両親と違う属性の子供が生まれてきて然るべきなのだ。(しかもこれだと、虚無属性の説明がつかない)肉体でも魂でも無いなら、何が属性を決定しているのだろうか?
出た答えは精神である。事実ハルケギニアでは魔力の事を、精神力と表現しているではないか。そして精神とは、肉体と魂の影響をもろに受ける。これならば親子間の属性差異と、遺伝的魔法継承が説明出来る。
ここで私
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