暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第8話 私の魔法は問題だ!!
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が寿退職したのです。相手はマギ商会の中心メンバーの1人で、カロン(23歳)と言います。確りした人で職場の信頼も厚いそうなので、抜けているミーアには丁度良い人なのかもしれません。

 最後の日に送別会が行われましたが、調子に乗って私が如何に変な子供か力説しメイド長(アンナ)に怒られていました。最後まで締まらない人でしたが、幸せになってほしいです。

 そして後少しで、私も魔法の訓練が許される歳になります。属性系統は土が良いです。やはり《錬金》は、男のロマンだと思いますから。

 ……本当はお金を稼ぐのに、一番有利そうだからです。あと、母上の(地獄の)特訓を受けなくて済む!!(ここ重要)ディーネからは「風系統になれ」と言われていますが、ノーサンキューです。と言うか、自分の意思では決められません。

 本音?は置いておくとして、マギは小さい頃から近所の鍛冶場に出入りしていたり、治工具設計の仕事に就いたりと、金属に何かと縁が有る一生を送っていました。その経験を生かせるのは、如何考えても土メイジです。これは間違いなく、今後の資金繰りに大きな影響を与えるでしょう。

 そして父上と母上の属性から、私の属性は土か風である可能性が高いです。悲しい事に土と風は、相反する属性なのです。属性が風になれば土属性の《錬金》は、殆ど使えないと言って良いでしょう。それでは今後、非常に困るのです。

 私は今後の為に、系統が土属性である事を祈らずにはいられませんでした。



 5歳の誕生日に、子供にも使える小さな杖(ワンド)を送ってもらいました。早速翌日から部屋に籠り、杖との契約に挑みます。何をすれば良いか分からなかったのですが、取りあえず肌身離さず杖を携帯してみました。それだけでは足りないと判断し、杖を持って瞑想してみたり杖に語りかけてみたり(危ない人みたい)してみました。

 終いにはマギの知識から契約らしき物を引っ張り出し、杖にキスしてみたり血を付けてみたり色々と試してみました。ですが、一向に契約出来る気配も感覚もありません。結局即席で契約出来る訳が無いと悟り、杖を握り同調するように意識しながら瞑想をする事にしました。

 結局契約の完了(杖との繋がりが意識できる)まで、4日も時間がかかりました。ディーネの時は3日で完了したのに……。

 さて、運命の日がやって来ました。ギャラリーはディーネと母上に、最近一人で歩き回れるようになったアナスタシアです。そして上手く休みが取れた父上が、講師役を務めてくれます。

 まずはディーネの時と同じように、《念力》から始めます。

 父上は小石で見本を見せてくれましたが、正直に言って訳が分かりません。力の流れと言うのが、全く実感出来ないからです。

 取りあえず杖の先から力?を伸ばし、小
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