その10
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ケと春野さんは硬直しました。
そう言われるのは、私は別に構いませんけど、でも、対外的に私は男と言う事になってるんです。
カカシさんのその言葉は、それは、男に言う台詞でもなければ、褒め言葉としてはとても微妙な一言になると思います。
春野さんは何かスイッチが入ったらしく、食い入るようにカカシさんと私を見比べ始めました。
サスケはお弁当を口に運ぶのを止めて、硬直しています。
そして私は半目になって行きました。
「……先生。僕、男です。そういう趣味でも無いので、せめてそういう台詞は春野さんに言ってあげて下さい」
私の冷たい一言に、硬直していた空気が動き始めました。
苦笑するカカシさんと、騒ぎ出した春野さんを無視して、私はお弁当に専念していきました。
うん、我ながら、美味しく出来たと思います。
今日の夜は何にしようかな。
後でサスケに何食べたいか聞いてみようっと。
なんで硬直しっぱなしなのかは分からないけど、ここまでサスケが茫然とするなんて珍しいしね。
面白い物を見せてくれたお礼に、たまには優しくしてあげてもいいでしょう。
ヒナタが教えてくれたサラダが美味しいと言ってくれたのが、すっごく嬉しかったって訳じゃありません。
サスケの呆けた顔が面白いからです。
それだけです!
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