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遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン2 河に吹く風との出会い
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 クロノス先生に辛勝してからはや一週間。内心けっこう不安だったけど、めでたく届いた合格通知。…………いやまあレッドだけど!!お情けで入れてもらっただけみたいだけど!!そして来ましたヘリの上。これから入学式なのだ。

「祝、合格〜♪」

『いや、まあいいんだけどさ…………一体いつまで浮かれてるつもりなんだ?』

「なに、ユーノ。せっかく僕が合格したってのに、少しくらい祝ってやろうとかは思わないの?」

『そりゃ祝ってやるのは別にいいさ。た・だ・し!毎日毎日毎日毎日一時間ごとに喜んでる奴の相手なんぞなんで俺が毎回やってやらにゃいかんのだ!?…………それともう一つ。受かったのはお前じゃない。俺たち、だ。そこ忘れんなよ』

「ねえ、ユーノ………」

『んー?今度はなんだ?』

「今の、言ってて恥ずかしくなかった?」

『やっかましいわ!!』

 あ、やっぱ恥ずかしかったんだ。はっはっは。とまあ、そんな感じでのんびりだべってたら、後ろから声をかけられた。

「あ、お前!確か俺の後に試験受けた奴だろ!」

 振り返ると、むっちゃ元気そうな見覚えのある顔があった。

『あ、十代さんだ。ってん?翔はいないのか?』

「えっと………確か110番、だったっけ?」

「おう、覚えててくれたのか!俺は遊城十代っていうんだ。よろしくな!えっと………」

「名前も知らずに声かけたのね…………僕は遊野清明。よろしく、遊城」

「別にいいぜそんな他人行儀なの。十代、で構わないからな」

「そう?んじゃよろしく、十代」

「ああ、こっちこそ!」

 そこに、息を切らせながら小柄な丸メガネの生徒が走ってきた。………いくら広いとはいえヘリの中で走るのはやめてほしいなぁ、口にはしないけど。

「ちょ、ちょっとアニキ、速すぎるッスよ〜」

「清明、紹介するぜ。こいつは翔。俺らの同輩だぜ!」

「へ?あ、君はあの時の!丸藤翔です、よろしくッス!」

「翔、ね。了解。僕は遊野清明(ゆうのあきら)だよ。これからよろしく」

「あ、そうだ清明!早速だけど、今からデュエルしようぜ!」

 はい!?なにこのトンデモブットビ論理。いや僕もデュエルは大好きだけど、さすがに今はマズいんじゃないだろか。どうせもうすぐ到着だし。でも、確かにあのHEROとはちょっと戦ってみたいんだよなあ…………。そんな風に困っていると、後ろから助け舟が来た。

「十代君に、清明君だね。ちょっといいかい?」

『今日は随分と、後ろから声をかけられる日だこった………お、三沢っちか。それにしても、デュエル脳って楽しいけど怖い』

「ああ、えっと?」

「………十代、この人知り合い?」

「翔、お前の知り合いか?」

「な
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