ターン2 河に吹く風との出会い
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かったけど確か………
『その通りだな。女子は無条件でブルー寮入りするはずだからこんな所にいるはずないんだよな』
「(だよね。いまさらツッコむのも馬鹿らしいからなんも言わないけど)」
『それが正解だな。どうも伝統らしいし』
「それでさ、君にちょっとお願いがあるんだけど、聞いてもらっていいかな?って言ってるけど…………どう?いい……かな?」
「構わないよ」
『即答っ!?』
可愛い女の子の頼みを断るほどの根性は欠片もありませんから。だいたい、上目づかいで頼んでくるとかもう反則でしょ。
「ありがとう!って、お礼を言ってるみたいだよ!」
『なっさけねえの』
るっさい。夢想さn…………あー、夢想も喜んでるし、それでいいじゃないか。
「それじゃあ、早速デュエルしよう!だって!」
「よしきた!…………って、それが頼みごと?」
「うん!それじゃあ、デュエルだよっ!」
『デュエル脳全開がまた一人…………でもま、そこがこの世界の魅力ってやつか…………な?』
「「デュエル!!」」
清明LP4000 夢想LP4000
「先攻は私からみたい。ドロー!」
カードを引いた瞬間、めちゃくちゃ嬉しそうな顔をした。よっぽどいいカードでも来たんだろうか。
「私はまず、ワイトを召喚するんだって。それからカードを二枚伏せて………う〜ん、永続魔法、弱者の意地を発動するみたい。これで、ターンエンドらしいよ」
フィールドに仁王立ちする、青い衣のガイコツが一体。ワイト………ねぇ?
ワイト
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。
弱者の意地
永続魔法
自分の手札が0枚の場合、自分フィールド上に存在する
レベル2以下のモンスターが戦闘によって
相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
『このタイミングで弱者の意地?とりあえず出しただけなのか、それとも伏せに何かあるのか、あるいはそれを考えさせるためのブラフか…………まだなんとも言えないな』
「(あ、今のだけでそんなに深く考えるものなの!?)」
『なんでその位考えねえんだよ!?』
びっくりしたら怒られた。なにこの扱い。
「まあ、僕が悪いんだろうけど…………ドロー!ウミノタウルスを召喚、ワイトに攻撃!」
召喚されたなんだかよくわからない見た目の青白い戦士が、二枚貝のような斧を振りかざして突っ込んでいく。
ウミノタウルス
星4/水属性/水族/攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ