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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
二人目が天災に戻る時
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るか、セバス。

『ええ。大丈夫ですよ』

 どうやら無事みたいだな。

「それでくー公。こんな夜更けに来て俺を殺す? そんなくだらないことでここに来たってのか?」
「くだらない……ですか。ですが、私にとってはくだらなくないのです」
「あっそ。じゃあ―――失せな」

 ―――ドォンッ!!

 くー公の近くで爆発が起こる。

「風宮、お前は一体―――」
「何、ちょっとやりすぎてやりすぎただけだ」

 ―――バタバタバタッ!!

「祐人から離れろ!!」

 一夏が白式を展開するが吹き飛ばされた。

「すみませんが一夏様、邪魔しないでください」
「そうだぞ一夏。はっきり言って邪魔だ」

 ディアンルグを展開して俺はそう言った。

「何言ってんだよ! お前、今襲われているのに―――」
「それがどうした。俺はお前と違って強いんだよ」

 《ヘラクレス・ブレード》を展開して俺はくー公に攻撃する。
 くー公はそれをマトモに食らい、吹き飛ばされた。

「くっ!?」
「甘い!」

 接近して連撃を食らわせる。

「どうして……ダメージと……スピードが……!?」

 急に俺が離れた事に驚き、距離を詰めようとした。

「ターゲット……インサイト……《ヘラクレス・カノン》!!」

 途端に《ヘラクレス・ブレード》がパックリと割れ、中から砲身が飛び出した。

「え?」

 目の前に現れた砲身にくー公は驚くが、

「《ライトニング・カノン》!!」

 光線が発射されると同時に瞬時加速で避けた。だが、

「馬鹿が」
「なっ―――!?」

 (傍から見れば)何もないところから光線が現れ、くー公を襲う。だがくー公は避ける。だが、

「逃げられると思ってる?」

 次々と光線が現れ、くー公を包囲する。

「んで、くー公。テメェ、アイツをブツに入れただろ?」

 そう。最初からこれだけが聞きたかった。だから敢えて―――閉じ込めた。

「……ええ。命令ですから」
「……そうか」

 途端に光線が消え、《ヘラクレス・カノン》も《ヘラクレス・ブレード》に変化した。

「……どういう、つもりですか?」
「何が?」
「どうして、私を―――」

 一瞬、何を言われたのか理解ができなかったが、すぐに理解した。

「俺はそいつと違ってイかれているわけじゃねぇんだよ」
「………つまり、あなたはあの方は違うと言いたいんですか?」
「生憎俺は染めてないからな。全員は気絶、記憶の消去、錯乱で留めている。それに俺が一線を超えるときは、世界が俺の敵になる時だ」
「……そうですか」

 くー公はそれだけ言ってどこかに消えた。





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