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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
また、謎の存在が現れた
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 その質問に俺は頷いた。

「まぁ、兄妹だと言うことに関しては色々と否定したいことがあるけど、それでも俺の過去によってはある意味正しいからな」
『……本音とは、兄妹じゃないと思っているの?』
「双子にしては、俺たちは似すぎていない。むしろ完全な双子じゃないだろうとは思う」

 というか、ぶっちゃけ安否が心配なのだ。あれでも一緒に暮らした仲だからな。

『そういえば、後二人いたわね』
「ああ。夜祥(やよい)楊香(ようか)だろ」

 夜祥も楊香も、俺の足枷にするために用意されて娼婦だったな。敢えて無視して手を出していなかったが。

『……彼女たちも、生きていると思う?』
「確証はない。だが、結華が生きているんだ。可能性はあるだろう」

 というか生きていて欲しいというのが本音だったりする。

『まぁ、確かにあなたの言うとおりね。彼女たちもあるんだし………』
「だな。ちゃんと生きてくれているよな」

 俺から言わせてみればどちらも妹的な存在で、結華共々よく世話した間柄だ。とくに夜祥の場合は真面目に洗脳に近いことをされていてそれを解くのに苦労した。まぁ、その報復として基地全体のシステムを落としてバックアップデータのハッキングを行ったんだが。

『……………』
「? どうした?」
『いえ、何でもないわ』

 シヴァが何かを考え込んでいた。

「……何を考えているかわからないが、俺の得することだけなら何をやってもいいぞ」
『気にしないで。私は録画し忘れているアニメがないか確認していただけだから』

 そうか。期待して損した。
 俺は立ち上がってその場から移動し、外に出ようとした。

『どこに行くのかしら?』
「見舞いだよ。巻き込んじまったからな」

 それだけ言って外に出たのだが、その時にシヴァ「仲がよろしいようで」というような顔をしていたのが解せなかった。
 保健室に移動すると、そこには姉さんと本音がいた。

「気分はどうだ?」
「最悪ね。まさかVTシステムに囚われるなんて思わなかったわ」

 まぁ、俺はわかっていたけどね。

「―――全員揃っているか」

 保健室に織斑千冬が入ってきた。

「ええ。更識家と重要参考人、揃いました」
「……チッ」

 その場から飛ぼうとしてハデスに悪鬼回廊を開かせ、その中に飛び込もうとしたとき、

「どこに行く気かしら?」

 何故か姉さんが半分怒っている状態だった。というか、腕を掴んでいるのはいいが、すごく痛い。

「いや。ちょっと宛のない旅にでも―――」
「ダメだよゆーゆー。今からOHANASHIが始まるんだから〜」
「本音、お前がキャラ的にそれを言うのはアウトだ!」

 くそ! 何で今日に限
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