後日談8 加藤家、ライブに行く
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セインもこういう状況には強いのか問題なくこなしていた。
『わ、私はノーヴェ。この中では3番目にな、なります………こ、こういうステージは初めてで、き、緊張するけど、よ、よろしくお願いします!!』
恥じらいも可愛いー!!!
もう親衛隊の奴らの盛り上げのおかげで、緊張しながら言っていたノーヴェの言葉にも盛り下がる事もなく、むしろ更に会場は盛り上がる。
『最後は私だな………私はこの中で一番上の「ふぇ、フェリアちゃんだ!!」そう、フェリアと………何故知っているんだ?』
「ま、マジでいたんだ………あるショッピングモールに颯爽と現れた銀髪の妖精………ネットに上がったガセかと………」
「ガセじゃ無かったのさ!!とうとうアイドルに………」
「お、俺、絶対に親衛隊に………」
どうやらフェリアの名前は知らない内にマニアの間では有名だったみたいだ。
『………ま、まあ銀髪の妖精はともかく、私も妹達と精一杯やるので、皆で楽しもう!!』
そう言えばフェリアが地球に来たばかりの時、ファッションショーみたいな事をやらされて有名になったと零治から聞いたな………
「………ってアイツ等歌歌えるのか?」
ステージ立ったからには歌わなくてはならないだろう。
『それじゃあ早速行くっスよ〜!!』
ウェンディがそう言うとリズミカルな音楽が流れ始める。
『私の彼はシスコン野郎〜!!』
その曲名はどうにかしないと泣く奴が出るぞ………
その後も2,3曲披露したヴァルキリーズ。
即席にしては4人共ちゃんと歌えていた。
セインはノリで結構何でも平気でこなす部分があることは知ってるので、ある意味納得できるが、ノーヴェとフェリアが動きはぎこちないにしてもちゃんと歌えていた事は不思議だ。
それに大舞台なんて滅多に出たがらない2人なのに、妙な気合と言うか、互いに競い合っているように見える。
「まあしかし………」
結構歌上手いんだな4人共………
「いや〜最高だったっス!」
「そうだね、私も面白かったよ」
最後のCUVEとのコラボ演奏も終わり、ステージ裏に降りてきたヴァルキリーズ。
スタッフからタオルと飲み物を貰い、控え室に座った。
「4人とも本当に良かったわ。最初カナタに提案されたときはどうしようかと思ったけど、ライブは最高に盛り上がってるわ」
CUVEのマネージャーが拍手を送りながらそう答えた。
今回、このライブでCUVE以外のアイドルをお披露目し、CUVE以外のアイドルを売りに出すつもりだった事務所側。
しかし、他のアイドル候補生の出来が悪く、とても大舞台のライブ会場で披露するほどでは無かった。
そんなマネージャーを見たカナ
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