閑話1 ゼロと死神
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「こ、こんなのが神聖で美しく。そして強力な・・・」
ここでルイズはその男子をじろじろと見始めた。
(・・・でも結構キレイな顔をしてるわね)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ぐっ・・・」
闇慈は突然のことに気を失っていたらしく。ハッと目覚めた。
「ここは・・・」
「アンタ・・・誰?」
「えっ・・・」
闇慈が声のする方を見るとピンクブロンドの髪をした少女がいた。
「貴女は?」
「それはこっちの台詞。アンタは何者?」
「僕は・・・(見たところ外国の女の子だよね。なら)アンジ・クロガミ」
「そう。それでアンタはどこから来たの?」
「僕は・・・」
闇慈は答えようとするとしたが周りを見回してみると、周りには何やら様々の生物をそれぞれ持っている生徒が多く居た。そしてその生徒たちは闇慈を見たとたんに笑いを飛ばし始めた。
「さ、流石は『ゼロのルイズ』!!期待裏切らない結果だわ!!」
「おいおい。魔法が使えないからって平民を連れてきたんじゃないのか?」
(『ゼロのルイズ』?)
その言葉に疑問を持っていた闇慈だが『ゼロのルイズ』と呼ばれている少女が周りに言い訳を始めた。
「ちょっと失敗しただけよ!!ミスター・コルベール。もう一度召還させて下さい」
少女は髪の毛の面積が少ないコルベールと言う先生らしく人物に申し出たが・・・
「それは出来ません。この儀式は神聖なもの。やり直しなど出来ません」
断られてしまった。しかしさらに声を上げる。
「しかし。『平民』を使い魔にするなんて聞いたことがありません!!」
(僕のことを『平民』扱い・・・つまりここは昔の外国か何処かなの?)
「早くしなさい。じゃないと君は本当に退学になってしまいますぞ!!」
(退学?どう言う事だ?)
闇慈が疑問に思っていたが、少女は覚悟を決めたのか闇慈と向き合った。
「感謝しなさいよね・・・貴族にこんなことされるなんて一生無いんだから」
「えっ・・・」
そう言うと少女は闇慈と目線をあわせるように屈むと・・・
「我が名は『ルイズ・フランソワーズ・ルブラン・ド・ラ・ヴァリエール』。五つ力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔と成せ」
その少女は闇慈の顔に自分の顔を近づけ・・・
「えっ・・・ちょっ・・・ん」
「ん・・・」
口付けを交わした。闇慈は突然のことに眼を見開いていた。そしてゆっくりと離れた。それと同時に・・・
「ぐっ・・・!?」
闇慈の左手に痛みが走り、そしてそれが収まると左の手の甲にルーンが刻まれていた。
「ふむ。これでコントクラクト・サーバントは無事終了ですな。しかし見たことが無い
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