暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
更識の鬼―――というより悪魔
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
だとまず勝てない。

「……チッ、ダンマリかよ。まぁいいや。これだけで我慢してやるよ」

 まるでこれだけだと足りないと言わんばかりの答えに、その少女は眉をひそめる。

(まさか、この程度なんて屁でもないと言いたげですね。ですが、今から相手するのは束様の最高傑作。第三世代型ISが勝てるわけが―――)

 ―――ピピッ

 少女がいつの間にか起動していたISのハイパーセンサーにある文字が浮かんでいた。

『ディアンルグから単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)終焉(ラグナロク)》を確認』
「……は?」

 さすがの少女も驚いていた。

(確かに、今まで不可解なことはありました。ですが、ワンオフ・アビリティーが二つもあるなんて………)

 ありえなくもない―――のだが、束が嫌う祐人に限ってはありえないというのが少女の見解だった。

「………危ないから、絶対に出すなとは言われましたが……仕方ないですね」

 少女はそう呟いて隠し球を展開した。
 それが一斉に祐人の方に行くが―――

「―――待たせたな」

 ―――ズパッ

 一閃し、その機兵―――巨人型の棍棒が斬り裂かれた。

「これ以上、私の生徒には手出しさせん」

 織斑千冬、そして身に纏う白いIS『暮桜』を確認した少女はその場から消えた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ