暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
別の襲撃者と地下戦闘
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「馬鹿の一つ覚えだな」

 再びその熱線を吸収し、エネルギーを回復させた。

『三機のISがこちらに接近中です。『ミステリアス・レイディ』に『白式』、『打鉄弐式』です』
(楯無たちか)

 ビームサーベル《炎閃》を抜き機兵を切り払う。

 ―――GAAAAAAAAAAAAAッ!!!

 雄叫びが聞こえ、そっちを感知した。

『四本足の獣型が現れました。こちらに接近しています』
「―――祐人!!」

 楯無を筆頭に一夏と簪が現れた。

「大丈夫かしら?」
「ハッ! 俺の強さはアンタと簪が知っているはずなんだがな」

 そう言いながらも一機、また一機と戦闘不能に陥れていく。

「お前ら! 気を引き締めろよ! 相手は容赦してくれねぇぞ!!」
「誰に言ってんだよ! そっちこそ、抜かるなよ!」
「雑魚が意気軽な」

 一夏に釘を刺しておいた。

「ヒデェ!?」
「各自、自分の思考に従って行動しろ!」

 俺はそれだけ言って武器を《斬魂》に切り替えて上から奇襲してくる敵を斬り払う。

 ―――GAAAAAAAAAAAAAッ!!!

 どうやら四本足がこっちに接近して来て―――って、あっちは!?

『簪様の方向です』
「だよなぁ!!」

 方向転換してよそ見している簪と四本足の間に割って入り、《ストライクバンカー》を展開し、相手に突き刺し、容赦なく全弾発射する。

「吹き飛べぇッ!!」

 ―――ズガンッ!!、ズガンッ!!、ズガンッ!!、ズガンッ!!、ズガンッ!!、ズガンッ!!

 四本足が吹き飛ぶと同時に爆発した。

「す、スゲェ……」
「ボサっとするな!」

 荷電粒子砲《迅雷》を一門一夏の方に向け、飛んでいく雑魚を燃やしていく。
 だがまぁ、この状況にありがたいな。暴れられるから。

「邪魔!!」

 《キロプテル》で落とすと同時にビームライフル《迅光》の射撃で相手の指揮系統を混乱させる(とっているか不明だが)。さらに《迅雷》で新たに出てきた四本足の足止め(というより脚壊し)をするという荒業をして雑魚の掃討は一夏に任せる。
 あらかた片付け終わっただろうかと思った所だった。

「お姉ちゃん!?」「楯無さん!?」

 後ろにいた簪と一夏が慌てた様子で楯無を呼ぶが、肝心の楯無からは返事がなかった。

(なぁ、気のせいか? 感じたくないプレッシャーを感じてしまうんだが………)
『いえ、気のせいではありません。更識楯無は―――VTシステムに囚われています』

 振り向くと同時に、何かが振り降ろされた。
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