後日談7 球技大会(後編)
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「いや、むしろ俺、次生きてられるかな………」
「零治、それってどういう……」
とフェリアが聞こうとした瞬間、俺の足下をボールが通過する。
「兄さん、覚悟!!」
「なんの!!」
外れたボールはそのまま外野の加奈に渡り、直ぐに俺に投げられた。
足下に投げられたボールだったが、何とか捕る事が出来た。
「少しくらい余韻に浸らせろよ………」
「兄さんはのらりくらりとしてるけど意外と要注意人物だからね、容赦しないわ」
………本当にやりづらいなぁ。
「零治、ボール」
「あ、ああ」
俺からボールを受け取った神崎は直ぐに、近くにいた男子にボールをぶつける。
「よし!これで………」
「くっ、だが、まだまだこれからだ………」
桐谷の言う通り、勝負はこれからだ………
さて、ドッジボールも終盤。
A組は残り、男子4人とすずか、フェリア、フェイト、はやて、夜美、なのはの10人。
B組は桐谷を含めた6人になっていた。
何とかこっちが有利になっているのは外野とノールックが結構効果的だったのが幸いした。
「きゃ!?」
「なのは!?」
意外にも結構ボールを避けていたなのはも直撃。
これで残りは9人………
「ごめんみんな………」
「仕方ないよ。後は私達に任せて」
「そうや、なのはちゃん勝利を信じててな」
はやてとすずかにそう言われ、コートの外に出るなのは。
「零治君!」
ボールをフェイトが俺にボールを渡してくる。
今や、俺と桐谷のボールの投げ合いに成りつつあった。
「ぐあっ!?」
またもノールックが決まり、相手男子が1人減った。
「ちっ、本当に厄介な………」
「どうする桐谷?」
「ノールックは人数さえ減れば、段々効力が無くなってくる。だからこそあえて、零治のノールックならと期待を持たせたままの方が良いだろう」
「………桐谷って実は結構黒い?」
「失敬な。負けず嫌いなだけだよ」
そう言って受け取ったボールを外野に回しながら、逃げ遅れた良介に向かってボールを投げた。
「うわっ!?」
足下に投げられたボールを完全に避けきる事が出来ず、足にボールが当たってしまった。
「ごめん、後は頼む」
そう言って良介は早々とコート外へ出ていく。
「良ちゃん、残念だったね………」
「仕方が無いよ、後はみんなを応援しよう」
………坂巻とイチャイチャしたかったわけじゃないよな?
「はっ!!」
そんな事を思ってると神崎がボールを当てた。
「ナイス神崎!」
「零治ばかりに任せっぱなしは駄目だしな」
神崎、結構カッコ
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