後日談6 ナカジマ姉妹、再会する
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が一番ですし、何より桐谷さんだったらもっと強くなれると思うんです!」
「そんなに言われる程じゃ無いけどな………」
「私、どうしても強くなりたいんです。お母さんの使っていたシューティングアーツで………そして今度は私がちゃんとスバルを守ってあげたい………」
守るための強さか………
それなら零治に教わるのが一番だと思うんだが………
それに俺に教えられるのか?
零治とは違い、まだ何も得ていない俺に………
「だけど俺は………」
「お願いします!!」
………流石に年下の女の子がこんなに頭を下げているのに、無下になんて出来ないか。
「分かった、やれるだけやってみるさ。だけど教えるなんてうまく出来るか分からない。得るのも自分次第だぞ」
「はい!!ありがとうございます!!」
「それに俺は学生だし、ミッドにも中々来れないと思う。出来て週1って所だな?」
「構いません!!よろしくお願いします!!」
さて、俺にどこまで出来るのやら………
それにもしかしたら俺も零治みたいに何か掴めるかもしれない。
「………」
「ノーヴェ、何をそんなに睨んでいる」
「何か気に入らない………」
「あのギンガって子がか?」
「違う………と思う。ううん、そうなのかも………何故か見覚えがある気がして………」
(嫉妬では無いのか………?)
ノーヴェの意味深な言葉の意味は夜美には全く分からなかった………
ちなみにその頃の零治は………
「頼む、あれは事故だったんだ!!」
夜美が星に連絡したと聞き、慌てて電話する零治。
『はい、でもお姉さん好きのレイも一度修正しなくちゃいけないと思っていましたし、ちょうど良いですね。今日はたっぷりオハナシしましょうか?』
怒っていないが言葉の中にある地獄のワードが含まれていた事により、零治の焦りはMAXになっていた。
「待て、それだけは!!」
『それと私から逃げようとしたこともしっかり含めてオハナシするつもりなので覚悟を決めておいて下さいね』
そう言って強制的に電話を切られる零治。
「………先輩、俺もそっちに行くかも」
その後はいつも通りの光景が有栖家で起こったのだった………
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