後日談4 新生徒会メンバー発表
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たのか生徒達もざわざわしだした。
「大丈夫かな夜美………」
「そう言えば夜美って小学生の時から大勢の前だと緊張してましたね」
「大丈夫なのか………?」
ライ、星、フェリアは夜美の様子を見て、とても心配になっていた………
『ほら夜美、マイク………』
『あ、ああ済まない………』
もう見てからに緊張してるなこりゃ………
「頑張れ夜美」
「零治………うん………」
耳元でそう言うと少し落ち着いたのか夜美の表情が固さが消えた。
これなら何とかなるだろう。
『は、初めまして2年A組、有栖夜美です。2学期に転校してきたばかりでまだこの学校の事を詳しく分かってる訳じゃありませんが、私もこの学校が大好きです。なので私もこの学校の為に、みんなの為に出来ることを生徒会メンバーと共に、やっていこうと思います。なので皆さんよろしくお願いします』
そう言って頭を下げる夜美。
先ほどの緊張を感じさせない見事な挨拶だった。
生徒からも大きな拍手が飛び交う。
『流石夜美ちゃんね、見事な意思表明だったわよ』
そう言いながらステージ脇からやって来た水無月先輩。
『このメンバーなら私も安心して任せられるわ。新しい生徒会でこの学校をよりよい学校にして頂戴ね』
『『『『『はい!!』』』』』
これでもう完全に水無月会長は生徒会を引退だな………
『あ、後生徒会のみんなは気がついてないみたいだから言っておくけど、そのマイク以外に小型マイクがあって、あなた逹の小声での会話も聞こえてたから』
『『『『『えっ!?』』』』』
『桐谷君、盛り上がった空気を冷ますような事が無くて良かったわね』
『うっ………』
『それに桐谷君のツッコミやはやてちゃんのボケとかもちゃんと聞かせたかったからね』
『それじゃあ我等が芸人みたいでは無いか………』
『夜美ちゃん、素で喋ってるよ………』
『ぬっ、………オホン。それじゃあ私達が芸人みたいじゃ無いですか』
『いやもう聞かれてるから』
『………まあ取り敢えず新しい生徒会は面白可笑しくやっていくと思うけど、それでも私の時以上の楽しい学校になると思うからこれからも新しい生徒会に期待して頂戴ね』
しかも最後を締めるのは水無月先輩かよ………
「全く、敵わないな………」
そんな事を呟いて、皆に手を振る先輩を見ていた………
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